僕がときどき立ち寄る駅に、ネコがいます。
ノラです。
男の子です。
どうやら耳がよく聞こえない様子。
警戒心ゼロの無防備な寝姿に、
飼い猫だったんじゃない? とか、
ちょっとハンディキャップ持ってるのかも、とか言われながら、
のんびりした表情で暮らしています。
▼死んでるんじゃないんですよ~σ(^_^;)
最近では、ペットショップでネコや子犬を抱かせてもらって帰っても、
以前のような連発クシャミもなくなって、
アレルギーも大丈夫そう!と喜びながら、
アパート住まいでネコの飼えない僕は、
この子に癒されに、ちょくちょくとこの駅まで足を伸ばします。
▼すぐに、『なでて、なでて』 とせがみます。
お前、どこから来たの~とか言いながら、毎度遊んでやっている(もらっている?)内に、
この子を見守る人たちが何人かいることがわかってきました。
「あれ、この間のお兄さん!」 と、
前回も見かけた、年配の女性に声をかけていただいたり、
僕がネコに悪さするんじゃないかと、心配げに注意されたり、
いつも抱き上げるサラリーマン風の男性を見かけたり・・・・・・。
飼えない僕が無責任に言える事じゃないのだけれど、
人が大好きで警戒心ゼロの、耳の不自由なこのネコが、
このままこの町の人たちに許される駅ネコになって、
穏やかな日々を送っていけるといいな・・・・・と、
心から願っています。