明日は、映画館の中継へ。
プレオーダーで、一枚だけ申し込んだのが当たりました。
さすがに、2~3日前から、落ち着きませんね。
今夜は、どうしてもちえさんのことを思ってしまう。
今頃、何を考えているかしら?なんて。


ここ数日。
なぜか、一路さんのサヨナラショーのビデオを観ました。
十何年ぶりかな。埃かぶったデッキつないで。
知らず、幸せな涙が溢れました。

エリザ2012年のガラコンのDVDを観た時、自分の心の故郷は、もうどうしようもなく一路雪組だと思い知りました。
昔は気づかなかった、ユキちゃんの二番手としての在り方がどれ程ありがたいものだったのかも、実感しました。
昔は見えなかった短所長所含めて愛しい。
柚希星組から宝塚ファンに入った大勢の方も、十数年後、似たようなことを思うのでしょうか。



それから、星組台湾公演。
録ったきりだった柚希礼音サヨナラ特番も。

特番のトークを見て、手前味噌ですが、『REON』を『CHIE』と題した当時の拙い感想が、柚希さんの心情と実にリンクしていて、ああ、ちゃんとキャッチ出来ていた通じ合えていた、と嬉しくなりました。

柚希礼音は、スタンダードな、宝塚らしい品のある男役が非常に似合う人です。
豪放磊落に見えて、繊細で柔らかいのです。私は、ずっとそう思ってきました。
しかしある時期から、様々な理由でプロデュースの方向は違っていき、男役として、コンビとして、組として、私の趣向とは離れていきました。
本来の可能性が食い潰されていく。そんなファンの勝手な焦燥、愛しいゆえのジレンマを抱え、辛い時期もありました。
しかし、それらをこえて、堪らなく惹かれる。なぜか。
距離をとった期間を経て、今ならわかります。
その正体。
2012年の3月、『REON』観劇後の自分のblogを引用します。

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ちえさんが裸になって飛び込んだLiveだった。
だから愛しい。
それが全て。

素の人柄が公演を包括し包容していた。
それってどうかなと思うけど、ファンはそれをやられたら黙るしかありません。

素敵でした。
むしろ男役柚希礼音としてではなく。
一人の女性、舞台人としてのちえさんが。
仲間が。

必死になって鍛え上げた「柚希礼音」そのままで、無防備に笑う貴方が。
あどけない顔のまま照れながら…はにかんで全てを晒そうとする貴方が。
そして傍らにいる仲間が。

全部、それらが持っていった。


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明日、タカラジェンヌ、男役、柚希礼音は死ぬのです。
でも、それは悲しくはない。















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