3・11の新しい意味が生まれたのかも
3.11に佐々木朗希くんが
日本代表のマウンドに立った。
この巡り合わせ。
その雄姿がすべてを語っていて、
私は色々と感じさせてもらいました。
震災の後、楽天イーグルスが
初めて仙台へ戻り避難所を訪問した時の
星野監督のスピーチを思い出しました。
頑張れ、強くなって、とは言いたくない。
特に若い人たちに言いたい。
この時をしっかりと我慢して、耐えて下さい。
私の経験からすると、耐えれば
必ず強い人間になる。
特に子供たち。
負けるな!
しっかり頑張ろう!
この時まさに東北の子供だった朗希くんが
12年後、日の丸を背負って投げている。
あぁ、星野さんが言いたかった未来は
こういうことなのかもしれない。
野球界を、社会を支えはじめたこの世代。
頼もしいし誇らしい。
朗希くんの幼馴染さんを取り上げた
新聞記事にこうありました。
被災した野球少年が日本代表のマウンドに上がって、勝利投手になった巡り合わせ。鶴島さん(同級生)は、それだけで伝わるモノが十分あると言う。「日常の一日に過ぎないけど、3・11は家族の命日。でも、僕は朗希を見て、すごく『がんばろう』と思う日になった。被災地にとっても『3・11』の意味が変わっていたら、それってすごく良いですよね」
そして、この試合の試合前円陣での
甲斐くんの声出しに関する記事でも…
甲斐は試合前の円陣で「東日本大震災から12年たった今日、たくさんの方が僕たちの野球を見てくれています。当時、嶋基宏さんがこのようなことを言っていました。誰かのために頑張る人間は強いと。今日全力でプレーする中で失敗も起こるかもしれませんが全員でカバーしあって助け合って戦い抜きましょう。今日も勝ちましょう」と声出し。この言葉に大谷は「いいこと言うわあ」と感心していた。
これから、3・11が「誰かの為に頑張る日」
という意味の日になっていったら素敵ですね。