こんばんは、前世が教える心美人☆ともきんです。
先日久しぶりに映画を観てきました。
「山本五十六」
うーーんすご~く深い映画。
自分の中心にしっかりとしたぶれない芯がある人って本当にすごいな~と思いました。
いろんなことを考えさせられました。
それでは、今日はもう一つすごく考えさせられるお話しをご紹介します。
ある夫婦の間に一人の娘さんが生まれました。
その夫婦はどちらとも病弱で、あるとき母親がなくなりました。
父親は男手ひとつで仕事と家庭の両立ができずに、とうとうその娘さんを施設に預けることになりました。
生まれつき、知的障害を抱えた娘さんでしたので施設内の人たちも気をつけて対応していました。
それから月日が流れ、施設の決まり上、あと半年で出ていかなくてはならないという期限がせまってきたときのことです。
施設の人たちは、「このまま世に出たらかわいそう」 とか「誰か良い人が嫁にもらってくれないだろうか」など、心配して、せめて残りの期間でお金の価値だけでも教えてあげようということになり、一円玉から五百円玉までを机の上に並べ、一つひとつ、
「この一円玉よりも五円玉ほうが価値があるのよ。その五円玉より・・・」
と、毎日毎日教えました。
さらに月日が流れ、施設に居られる期間も三日となったときに、施設の職員が集まり、理解しているかを確認してみることにしました。
「このお金の中で、一番価値があるのはどのお金?」
娘さんが満面の笑みで「これ」と指をさしたのは十円玉でした。
「何カ月も教えたのになんで覚えないの!!
だからあなたはダメなのよ!とある職員はついつい怒鳴ってしまいました。
この五百円玉が一番価値があるの!!
いいかげんに覚えなさい!」
「じゃあ、もう一度聞くからね。
このお金の中でどれが一番価値がある?」
娘さんがまた満面の笑みで「これ」と指をさしたのは、やはり十円玉でした。
なんで十円玉なんだろうと思った一人が、「どうして十円玉なの?」と聞きました。
娘さんは満面の笑みで電話機を指さして、「だって、このお金をあれにいれると大好きなパパの声がするんだもん」と答えたのです。
まわりの人たちは声を出せずにいました。
そして、その中の一人が「どっちが知的障害者なんだろうか」と言いました。
生きていくうえで必要な知恵は、人それぞれ違います。
あなたの価値の基準は何ですか?