結婚の上手な仕方・・・そっと教えます。

 若い女性に「あなたはどんな結婚をお望みですか?」と尋ねると

返事はきまってこうです。


「恋愛結婚。結婚式はハワイのチャペルで、真っ白のウェディングドレスを着るの。

披露パーティはお友達中心でにぎやかにやりたいわ」


 この会話に結婚相手にどんな人を選ぶかというマジメな視点は見当たりません。

若い女性にとり結婚のイメージは、結婚式前後のスタイルにばすり集中します。

まだまだ結婚をファッションとしてでも考えているのでしょうか。


 一方若い男性はもっと頼りない答えしか返ってきません。

親のメンドウを見るという問題、仕事への不満、将来への不安などが渦巻いて、

結婚なんてとても考えられないというのが若い男性のホンネかも知れません。

しかし若い男性のほとんどは夕方になると「どっかにいい女いないかな」と目をギョロつかせます。


 若いふたり。表面的にチョコチョコ付き合って、フィーリングが合うと、

そのうち愛し合って同棲して子どもが出来て、結婚へ。

・・・・・・・相手を冷静に観察するのはあとになってから。

家庭的条件もマサツだらけ、二人の間には隠れていた大きなミゾがあったのです。

やがてシングルマザーになり、新しい人生へスタートします。


しかしそれは茨の道です。また新しい男性と仲良くなりますが、

子どもがジャマになってきて、イジメやDVになり、

最後は社会面をにぎわす事件になったりします。

もっともこれは至って極端な例ですが、そうした危険はこのタイプの結婚に常に内在します。


 人生にとっての一大イベントである"結婚"の最大のポイントは、

どのような人を伴侶とするかです。

披露宴やハネムーンの行き先は二の次三の次。

心から素晴らしいと思える人が見つけられるかどうかを、

すべてに優先して考えなければなりません。

そのためには理性と知性が必要になります。


愛情とか感性とか、わけのわからない言葉に惑わされてはいけません。

現実的には将来にわたり社会的経済的に確固たる夫であってくれないと困ります。

その有無を見極めるには、外見に惑わされない冷静な判断力が必要なのです。

「ビビッときた」一目ぼれはもう絶対避けること、

       それは落とし穴であることが多いのです。


惚れても大丈夫な人を探し出す・・・これが現代の結婚のポイントです。


きょうは原点に戻りました。



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