ブログデビュー4043日目。

葬儀業界では比較的頻度の多い長尺印刷。背面にロール紙ホルダーを背負わせるのですが、剛性の乏しいプラスチック同士の連結なので、長モノを出せば出すほど紙がずれてしまいます。それを防ぐため、極めてアナログですがセロテープで本体側に引っ張って仮止めします。こうすればまず紙詰まりは起きない。


ただ本来は、こういった重要部分はプラスチックではなく金属部品とすべき。それが原因で2~3割販売価格が高くなっても誰も文句は言いません。

同じことは我が愛機も言えます。全てにおいて素晴らしい出来のノートPCですが、唯一、 普段目にしない底面の処理が甘い 。こんな変態(?)な機種を選ぶ人なら、傷がつきやすくても底面は普通のプラスチックシェルではなく、背面と同じヘアライン加工を施した美しいアルミシェルにしてほしいはず。


とにかく、たとえ見えない場所だとしても、いや、見えない場所だからこそ、そこまでこだわって欲しいのです。例えば、 隠れてしまう部分のスペーサーに味気ない「巣箱(=葬儀業界で花屋さんがよく使う木製のスペーサー)」ではなく「パイン材」を使う とか。


見える部分を美しく堅牢にするのは当たり前。見えない部分に異常なまでのこだわりを投入することが「粋」なのです。


今日も無事に過ごせました。
この一瞬、この命に感謝。