先々週、念願のドキュメンタリー映画「1/4の奇跡~本当のことだから」を鑑賞。

 

 

 

下車した駅の側のモック・オレンジの甘い香り。通った時に漂ってきました。

 

 

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ありがとうございます。

 

 

 

養護学校教諭のかっこちゃん
(山元加津子さん)。
 

かっこちゃんが出会った子供達との
深い心の交流から生まれた
本当のストーリー。

 

この映画では、
"handicapped""disabled"と言う言葉は、

"challenged"あるいは"gifted"と言う
言葉にしてあります。


の言葉が画面の初めに

映し出され、
全編を通して

このメッセージが

強く強く貫かれています。


 

 

かっこちゃんは

握力も体力もないせいで、

一人でトイレに行くのが

無理な子供のお世話もできずに
情けなくて仕方ない。

そんな時に子供達が

「かっこちゃんを助けよう」と

助けてくれた。


自分が助けなくちゃではない。

 

何かできなくても

弱くてもいい。

誰もがありのままでいい。


できないことは
お互いが補い合うし、

助け合う。

 


 

かっこちゃんの子供達へ

子供達のかっこちゃんへの

眼差しはどこまでも真っ直ぐで

優しい。

 

かっこちゃんのお友達の

雪絵ちゃん(笹田雪絵さん)は
MS(多発性硬化症)。

慢性の病気で
地域の学校に通えない子どもたちが
通う病院のそばの学校で出会います。

雪絵ちゃんが生前、

かっこちゃんに言い残した言葉。

 

「病気だとか障害だとかとっても大切だとか

一人一人がみんな違って、みんな大事なんだ

ということを私達だけが知っているんじゃなくて、

世界中の人が当たり前に知っている世の中に

かっこちゃんがして」。

 

その約束を果たすべく

命の尊さを伝え続ける

かっこちゃん。

 

「この宇宙に、感謝の量を増やしたいねん。」

という強い想いに突き動かされた
入江富美子監督


全くの素人だった
10年前に作ったデビュー作。

 

 

 

シンプルに「自分も生きていていい」
「生きているだけで素晴らしい」が

ストーンと心に落ちる映画。

障害を持つ兄に何度も
精神科に入院する前に

「何も出来なくても、
お金を稼がなくても
生きているだけで
価値はあるんだよ」と言ったのですが、

上手く伝えられませんでした。

 

兄も飽きる程、聞いてきて
綺麗ごとでしかないと

受け取れなかったとしても
不思議はありません。

 

でも、この映画を観てくれたら、
兄にもそれが伝わるんじゃないかと。

「1/4の奇跡」のタイトルの秘密を知ると

「健康な子に産んであげれなかった」
どこかで罪悪感を感じながら生きてきた母や
同じように感じたことのある

お母さま達にとっても
救いとなる映画だと思います。



 

そして雪絵ちゃんの言葉、
「障害は遅いか早いかだけで
誰にでも起きること」
(病気になったり、
 年を取って機能が
 どんどん失われていくこともそう)。

 

決して他人事ではない。

 

この世で出会えている人とは

ものすごく絶妙なタイミングで出会っていて、

全てが奇跡である。

それに気が付くと
大きく何かが
世界が変わる。

「共生する社会」

その未来が信じられます。

ぜひ子供も含めて

全ての人に観ていただきたい映画です。

 

 

 

入江監督のワークショップと
イベント(『へそ道』関連)が
6月、7月にロンドンパリであるのに

先駆けての映画上映。

 

お友達の主催者の雅子さんが
入江監督の他の作品も含めて

リクエストがあれば

7月24日までと9月中は
出張サービス(ロンドン)されるそうです。



 

【追記】

*7月15日)(土)

 Elephant&castle駅近くの個人宅での

  上映決定。

 

 11:00 SWITCH

お問い合わせは下記まで。

yorozuyauk@gmail.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ありがとうございました。