2022年12月15日 術後1ヶ月受診

 

正確には術後20日目の外来受診です。

 

この日まで入浴はシャワーのみ。

自然に剥がれるまで剥がさないよう言われていた傷口のテープは、受診前日まで剥がれずくっついていてびっくり。

さすがにテープつけたまま受診する人もいないかなと思いGさんにLINEしてみると、「退院して4日目くらいに取れちゃった」とのことだったのでシャワー時に思い切って剥がしました。

入浴後おへそに塗るよう指示があった塗り薬も塗ったり塗らなかったりでしたが、腫れたり化膿したりはありませんでした。

 

受診前にスーパーで買い物をしていたら、たぶん排便と思われる腹痛が襲ってきました。

 

 

でもそれがいわゆる下痢の時のお腹の痛さではなく、排尿時に感じる痛みが数倍になったものでした。

便が出るまでも出る時も、なんでそんなところがって場所が激痛。

排尿の時なんてもんじゃありません。

手術をしてから、腸や膀胱のあたりに影響が出ているようです。

 

思わぬハプニングで予約時間ギリギリに受付を済ませ婦人科へ。

この日はGさんも受診予定のはずなので、待合いを探しましたがいませんでした。

30分ほどで呼ばれて診察室へ入り、術後の様子を聞かれました。

犬を抱っこしたら少し出血してしまったこと、排尿時や排便時の痛みのことなどを話しました。

外の傷口は小さくても中は子宮を切り取ってあるので、犬を抱っこするのはもうしばらく我慢するよう言われました。

排尿時の痛みは徐々になくなってくるとのことでした。

今さらなんですけど…と疑問に思っていたことを尋ねてみました。

「お腹の中で子宮を切り離して、卵巣も切り離して、その切り取ったのを膣から引っ張り出したってことなんですよね?」

「そう、そう、そうです。あ、お腹の中の写真見ます?」

お、お腹の中を!?

「いいんですか?」

「もちろんもちろん」

さすがにそれは写真撮れませんでしたが、おへそに入れたカメラから下腹部を写した画像を見せてもらえました。

「子宮がある時と、これ取った後ね、卵巣はちょっと写ってないかな~」

子宮がなくなった後の、子宮がついていたであろう部分の縫合してあるのとか黄色い脂肪がついた小腸?とかバッチリ見えました。

「こんな所からあの子宮を出したんですね~、すごいですね」

「出せなくてちょっと切ったので、ビリビリになっちゃいましたけどね」

「本当にすごいです、お陰で快復も早くて助かりました、ありがとうございました」

「いえいえ」

ぶっちゃけ黄色すぎる腸も衝撃的でしたが…。←安い鶏肉に付いている黄色い脂みたいな色でした

内臓脂肪を減らさねばと強く思いましたよ。笑

 

内診室が空くまで待つため待合いに戻ると、Gさんがいました!

嬉しくて話しかけたところで、すぐ内診に呼ばれてしまいました。

また後でと言って待合いを後にし、内診して背中から腎臓のエコーもとりました。

すると、「右の腎臓が腫れているように見える」と主治医。

「術前のエコーを見ると同じような感じなので大丈夫だとは思うんですが、念のため血液検査していってください」

検査結果が出るので、来月もまた受診になってしまいました。

予約を入れて診察は終了です。

 

待合いに戻ると、診察で呼ばれたのかGさんはいませんでした。

5分ほど待ったのですが姿が見えないので、採血にいきますとLINEして採血室へ。

順番待ちしていたら診察終わりましたとGさんからLINEが。

早く順番来い!と待つこと数分、やっと順番が来ました。

いつものことですが血管がほとんど見えないので、一番採りやすい場所を伝えました。

「定期的に注射してたので跡になっちゃってますが、そこ射しちゃって大丈夫です」

「そうですね~、ここが一番良さそうですが、気持ち少し下から採りますね」

いつもよりかなり痛いぞ、と思ったら家に帰る頃青あざになっていました。

失敗されたの久しぶり。

 

結構時間かかってしまったので、Gさんもう帰っちゃったかもと諦めていたのですが、会計のところで待っていてくれました!

 

 

好きだと言っていたチョコレート(スーパーで買ったやつだけど)を渡して、術後の体調こととか、入院中のこととか、プライベートなことも…少しのつもりだったのに気付いたらずいぶん長く話してしまっていました。

お互い無理しないようにしようねと言って別れた後、会計を済ませ、足が痛いのでゆっくり駐車場へ向かっていると、「みゅーおんさん!」と呼ぶ声が。

病院の敷地内にあるスタバから出て来たGさんが「よかった、間に合って!」と言ってクッキーをくれました。

わたしのしょぼいチョコレートがスタバのクッキー2枚になるなんて、わらしべ長者にもほどがある。笑

一緒に駐車場まで歩いて、今度こそ本当にさよならしました。

Gさんとはもう会えないかもなと思うと寂しかったですが、入院・手術の思い出と共にきっと一生忘れないでしょう。

 

体調について

  1. 排尿時腹痛あり
  2. おりものあり
  3. 膣からの出血あり(1回のみ)
  4. コロコロ便
  5. 尿漏れあり(数回)
  6. 排便時激痛あり(1回のみ)

 

1,排尿時の腹痛が続いています。あまり痛まない時もあれば激痛の時もあります。これ、早くなくなって欲しい…。

 

2,退院後2週間ほどはおりものがあったため、おりものシートを使用しましたが、その後おりものはなくなりました。

 

3,退院直後、体の痛みが少し楽になりました。退院後5日目くらいに調子に乗って7kg弱の愛犬を抱っこしたところ、その夜おりものに血が混じったため抱っこはやめました。だめと言われていることをしたらだめですね。

 

4,もともと便秘ではあったのですが、硬くコロコロな鹿の糞のような便しか出なくなりました。便秘といっても出すのが大変とかお腹が苦しいとかはなかったんですが…。今は便意はあっても硬いためかなり踏ん張らないと出ません。以前は便秘と下痢を繰り返していましたが、術後は下痢をしなくなった代わりに便秘で苦しむようになりました。

 

5,尿意をあまり感じなくなってしまいました。というより、膀胱が満タンに近くなってようやくトイレに行きたいと気付く感じです。そのため、くしゃみをしてちょびっと漏れるとか、トイレ行きたいと思った時には限界に達していて歩いただけでちょびっと漏れるとかいう失敗を数回してしまいました。尿意がなくても早めにトイレに行くことで解決しました。

 

6,退院後1ヶ月後の受診日に、排尿時と同じ痛みが3倍くらいになったような激痛に襲われました。トイレに駆け込んだら下痢だったのですが、いわゆる下痢の時の腹痛ではありません。排便のたびにこれがあったら恐ろしいと思いましたが、この1回だけでした。

 

 

仕事について

 

入院期間を含め2週間お休みをもらったのですが、これといった不調もなく元気だったので、退院後すぐ働き始めてもよかったかなと思いました。週2回だけの仕事なので体への負担も少ないですしね。

退院後、気持ちがとても晴れ晴れしてストレスがゼロになったと感じました。たった週2回だけの仕事なのに、ここまでストレスが溜まっていたのかということにも気付かされました。

わたしが休めるようにと採用された新人さん(Iさん)に、ずいぶん辛く当たっていたなと反省しました。

しかし、このストレスゼロの状態は長続きしませんでした。

気持ちの変化についてはまた別に書こうと思います。

 

 

体の痛みについて

 

手術前からあった全身の痛み(上腕・胸骨・肋骨・腰・股関節・膝・足首)は、退院後少し楽になったのですが、仕事に復帰するとまた同じ痛みが襲ってきました。

そうなるとストレスも関係しているのかもしれません。

医大の整形でリウマチの専門医にも診てもらいましたが、老化によって現れる背骨の変異が少し見られるもののそれが原因とは考えにくいそうで…。湿疹が出るなどの皮膚の異常があったら受診するよう言われましたが、悪い病気が潜んでいる可能性は低いので、痛み止めが効くのならそれでコントロールしていくしかないということでした。

まさかの原因不明なんて!

このまま痛みが悪化していったらどうなるのか?歩けなくなってしまったら?

大量出血がなくなったら、貧血がなくなったら、好きな時にお出かけも旅行もできると思っていたのに、体が痛くて歩くのもままならなくなるなんて…。

目の前真っ暗です。なんとか原因なり治療法なり探さなくては。

2021年11月29日 退院1日目

 

退院して家に戻り、愛犬たちと涙の再会を果たしました。

 

 

結局2頭は6日間着替えてなかった。ガーン

体調も変わりなく元気に過ごしていて、「わたしでなければだめ」ということはないのだなぁと安心したような、少し寂しいような…。

重いものを持たないよう言われているので、7kg弱あるキャバリアは抱っこできません。

トイレ外派なのにあまり歩けない彼のトイレの世話は、引続き義父がしてくれることになりました。

申し訳ない限りです。

 

お昼前に勤め先へ行こうと思い、用意しておいた菓子折を持ちに2階へ上がろうとしてびっくり。

普通に階段上れない!

まぁもともと膝と足首の痛みがあるので、手すりを使って1段1段上ってはいたのですが、痛みのせいではなく足が上がらないのです。

病院ではエレベーターを使っていたので気付きませんでした。

筋力が落ちたのか、体力が回復していないのか、いずれにせよたった数日の入院でこんなふうになってしまうなんて怖いですね。

お年寄りが入院すると歩けなくなってしまうというのも納得です。

 

午前中の診察が終わる頃、職場へ挨拶に行きました。

入院期間も含めて1ヶ月お休みをもらう予定でいましたが、来週から通常通り働きますと伝えました。

なので結局、休むのは2週間。

代わりに来てくれている方が、通勤に1時間弱かかるのが気になっていたし、わたし自身も元気すぎるので。笑

そう伝えたところで「もう少し休んでいいよ」と言うでもなく「助かるよ」と言うでもなく、当たり前だって顔をしている先生。

しかも代わりの人は、大きい病院で働いているだけあって優秀だ、仕事がスムーズだと当てつけのように言われ…。

ここでも「わたしでなければだめ」ということはないのだと痛感しました。

ずいぶん自惚れていたものだと恥ずかしく思い、反省しました。

 

 

休憩に入るので寄っていきなよと同僚に誘われ、入院中のことを興奮気味に話しまくりました。笑

受付の人が変わってしまったと心配していた患者さんが何人かいたと聞かされ、とても嬉しく報われた気持ちでした。

やっぱ褒められないと伸びないタイプだな。笑

先生が嫌でも、新人さんと合わなくても、仕事は好きだし患者さんも好きなので、謙虚に頑張っていこうと心に決めました。

 

そうそう、この日の夜、うっかり湯船に浸かりそうになりました。

シャワーだけってわかっていたのに、習慣で気付いたらもう足が入っていました。

要注意ですね。

 

 TODAY'S
 
チェックポイント

  • 階段の上り下りに時間がかかる
  • 家事・運転に支障なし
  • 傷の痛みなし
  • 膣からの出血なし
  • 排尿時腹痛あり
  • 体の痛み(弱~中程度)
  • シャワー浴のみ