先月のこと。
ヒサ君が生死を彷徨っている時でしたが、何となくリーガルハイ・スペシャル2を旦那と見ました。
今回のスペシャルはまさしくその時、目の前に起こっている状況とリンクした内容で、「生と死」がテーマのよう。
堺雅人演じる古美門先生のセリフに心打たれ、釘付けになって見てしまいました。
「医は科学である」
「科学は死に意味があるんです。
死こそ、希望です」
「死んだからこそ意味があるんだ。
その死のひとつひとつが医療を進歩させてきた。」
「我々に出来ることはせめて…今ある命を慈しむことです。
一日一日が、奇跡なのだと知ることです。」
こういったセリフ一つ一つが心に響いて、旦那と二人で号泣。
この言葉に少し救われたような気もしました。
ヒサ君の命が希望になる…そういうことを考えたことがなかったから。。。
だからと言ってなぜ、本人や私たち家族が犠牲にならないといけなかったのか?という遺族の言い分があったりして。
犠牲になったヒサくんのことを思うと、本当に悔しいし悲しい。
なんで、よりによってヒサ君なの??と思う。
だけど、いくら悔やんだところで、恨んだところで、ヒサ君は帰ってこない。。
それならば、ヒサ君の生きた意味を見出さなきゃって思いました。。。
ヒサくんは短い生涯だったけど、一生分の大役を果たしたって言い切れる。
この小さな命には、大きな大きな意味があって、これからの医療への希望になると信じたい。
同じような病気を持った赤ちゃん達の助けになるって信じたい。
病気と闘う赤ちゃんや、そのお母さんお父さんに、私達のような苦しい思いをしてほしくないから。
それを確認することは難しいかもしれない…
けど、これだけは言いたい。
先天性心疾患という病気を持った赤ちゃん達に携わる全てのDrに…
「ヒサくんと同じような症例はつくらないで。」
って。
そして、何よりも、ヒサ君の命を希望に変えて、同じ病で苦しんでいる赤ちゃんを助けてほしい。
医学(科学)の進歩に希望をもたらしてほしいと願います。
ハンドパワー
ぼくの手で治してあげるよ?
(なぁんてパルスオキシメーターが光ってるだけ)