すっかり冬支度で、木々の葉も落ちました。…というわけで、2本ある樹木の移植を敢行。…していただきました。我々のコーポラティブハウスの一件は庭と大きめの樹木が2本ある素敵な環境。これがうちのでないことがとても残念なのだが、「正方形のリビング>庭」の関係のため断念したのだけど。さてさて、そして同時期に草刈りも完了してもらいました。夏以降は草ぼうぼう状態だったのだけど、すっきり。


さて、今回の総会は特に見積もりの依頼に関して。今のところ、インフィルも含めて5社に見積もりをお願いして、競争入札となる。おつきあいの見積もりだったり、受注しない予定の見積もりは高くでたり、どうしても仕事を受注する必要がある場合は安く出たり、ある程度ばらけるらしい。また、見積もりに関しては、スケルトンとインフィルが個別に出てくるそうだ。つまり、スケルトンは調整が難しい部分で総会の決定を必要とする部分、そしてインフィルはメインで削る(笑)となる。


一応、着工は3月としているので、それはずらさず、1月にスケルトン、2月にインフィルを契約するスケジュールで、見積もりをお願いすることに。また、見積もりは1ヶ月程度かかるらしい。つまり、年明け早々に見積もりが出てきて、1ヶ月でスケルトン、同時にもらう見積もりのインフィルは数週間で決めて、着工ということになる。なんだか、ラッシュで怖い感じもするが、こんなもんなのだろうか。


建築事務所によると、後で追加で足すと少々高めになることが多いので、仕様の変更は最低限にとどめ、なるべく変更箇所を抑えられるとよいとのこと。なかなか難しい。だって、何にいくらかかるかが全くわからないのだ。ここで、非常に気になることがあって、プロデュース会社の資料にあるモデル例(このくらいやるといくら)と現実との乖離だ。当然のようにモデル例では夢のような値段が書いてあり、実際は倍になってしまうことも少なくない。当初、500万円をインフィルにと考えていたが、すでに設計事務所からは絶対にそんな額では収まらないと言われており、実際が恐ろしい。200万の違いなのか、500万の違いなのか、はたまたもっと離れているのか、この辺が全く見えない。


他の組合員と個人的にご飯を食べながら話ていたら、うちはインフィルさらに安く考えてますよと言っていた。あきらかに我が家よりは複雑なインフィルが家族構成上必要なので、不安だと言っていたのが印象的だ。この物件は特殊な例ではあるが、スケルトンも外断熱や床面積の変更などで、100万~200万程度動いてしまっている。特に、ご家族をお持ちの方には堪えるに違いない。なので、今後プロデュース会社にもこの辺の改善は是非とも考えてほしい。責任は組合にあると言われても仕方ないのは事実ではあるのだが、プランと現実の乖離を最初に明確にする努力はしていただきたいところだ。これはコーポラティブハウスのリスクの部分なのだから、理解できればもっと不安を抱えずに進めていけるはずだ。


とはいえ、コーポラティブハウスの組合に参加するのは楽しい。未来と現実と近所付き合いと…とまあ、いろいろなことを同時に進行させているのは、非常に勉強になる。いろいろな考え方、いろいろなライフスタイルの中で人は生活しているんだなというのが本当に良くわかる。そして、ついに明日建築の確認申請を提出する。プロジェクトが本格的に動き始めるのだ。