ランナーの方で、股関節に違和感や痛みが出てうまく走れないケースがありました。
「ストレッチしたり、練習量を落としてもなかなか良くならず、2か月程我慢していました」とのこと
股関節を見ると、
鼠径部にしこりがあり、触ると違和感や痛みが出ます。
腸腰筋が疲労してトリガーポイントが形成されたようです。
内臓疲労もあり、胃腸の働きや肝臓の働きも落ちていました。
マッサージで疲労した筋肉の血流をよくしつつ、
鍼灸治で、内臓の働きを高めます。
中カン、陽陵泉、絶骨に置鍼をして
お腹の固くなった腹直筋外側を単刺でゆるめると…
鼠径部が一気に楽になりあまり違和感がしなくなったようです。
その後カイロプラクティックアジャストメントで骨盤を整えると、
すっかり楽になったようで
「足を上げても、痛くない!」と
喜んで頂けました。
股関節痛は、股関節のみを診るのではなく
骨盤の状態、腰椎の状態、腸腰筋の状態
脛腓関節や足根骨の状態、
臓腑の疲労を把握して治療することを大切に考えています。
たまり治療室