バースデー日記(2)で映画を観たと書きましたが、そのレポを。
久々にマニアックなものを観てきました。
全国でも4ヶ所でしか上映していないその映画は
『ミロクローゼ』
●解説
マネキンしか登場しないショートドラマ「OH!Mikey オー!マイキー」シリーズなどで評価の高い石橋義正監督による奇想天外なラブ・ファンタジー。愛に突き動かされる男たちのストーリーが展開し、主演の山田孝之が恋愛相談員、浪人、子どものような外見の外国人という一人3役をこなす。マイコ、石橋杏奈、原田美枝子、奥田瑛二、鈴木清順監督らが出演。エキゾチックで鮮やかな美術装置など、独自の映像世界が異彩を放つ。
『オー!マイキー』が大好きな私としては、
その監督の作品というだけでワクワクなのですが・・・
加えて、最近めちゃ気になる山田くんが主演と聞いて、
もう迷わず♪
ちなみに『オー!マイキー』はこちら
●あらすじ
神秘的な美女ミロクローゼ(マイコ)に心を奪われるも、彼女が別の男性といるのを目撃して恋に破れ、心に空いた穴を鍋ぶたでふさぎながら孤独に生きるオブレネリ ブレネリギャー(山田孝之)。一方、彼と顔立ちが似ているダンディーな相談員・熊谷ベッソン(山田孝之)は、「交際中の彼女の本心を確かめたい」など日々寄せられる草食系男子たちの悩みを華麗に解決していく。
いやーマニアックでした。
山田くん演じる、オブレネリ・ブレネリギャー/熊谷ベッソン/タモン
の3つの話。
内容、バラッバラです。
オムニバスでもない。
普通、バラバラに見える話でも最後に共通点が出てきたりするものですが・・・
ないですね(笑)
ものすごくわかりやすく言うと
・オブレネリ・ブレネリギャーは『星の王子様』&『パコと魔法の絵本』
カラフルでかわいい。
けど、変。
温泉の名前が「ニップル・スプリング」とかww
(これは子供時代)
・熊谷ベッソンはサタデーナイトフィーバー(古いけど)&ミュージカル。
人生相談になってないしwww
・片目の浪人・タモンは『キル・ビル』&『さくらん』
ストーリー的には一番これがしっかりしていたかなー。
かなりバイオレンスでした。
これはどういうストーリーなのかとか
何が言いたいのかとか考える映画じゃないですね。
ほんと、監督が自分の好きな世界を自分の好きなように作ったんだなーという
印象です。
そして山田くんすごい。
どの役もハマって、同じ人だけど同じ人に見えないところが。
最近もそうだったけど、この映画で山田くん、大好きな俳優さんになりました。
あ、あと鈴木清順監督なんかも出ちゃってて、
ボケてて山田くんに相当な勢いでツッコまれてるのもすごい!
とにかくマニアックの一言。
でもわかりにくいわけではないです。
わかりやすいけど、なんだこりゃ、プププって感じですね。
ワタシの新しい歳の一発目にはふさわしい映画でした(笑)