地震予知連絡会 と クジラの異常行動 | ナンでもカンでも好奇心!(tomamのブログ)

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硬軟取り混ぜた種々雑多なネタについて書いてみようかと思います。
全くまとまりがないと思うけど、それが自分らしさということで。。。

そういえば、地震予知連絡会とかいう団体があったはずだ、今回の未曾有の大地震を予知できたのかなぁ、と思って調べてみました。

今回のおおまかな震度分布はこのくらい。(時事ドットコムさんから借用)
http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_soc_jishin-miyagi20110311j-04-w380
(気象庁の震度分布は、M7.9と書いてあったことと、震度6弱と5と強の色の違いがわかりにくかったので不使用。)

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一方、地震予知連絡会のホームページにあった、
 「今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図
http://www5d.biglobe.ne.jp/~kabataf/chiiki/kakuritubunpuzu.htm
を一部拡大したのがこれです。画像は悪いですが。


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今回の地震で、宮城県全域および岩手県の南半分が震度6弱の揺れでしたが、予知連絡会の図では、その多くの部分が「5段階中で下から2番目」の 0.1~3%。震源地近くは少し赤くなっていますが。

3/11の地震以降、予知連絡会のサイトは更新されていないようです。
何も言えない、というか茫然自失といったところでしょうか。

地震予知連絡会は、財団法人とかではなく「地震予知に関する専門的な検討と研究を行う組織として、1969年に測地学審議会の建議により発足した。事務局である国土地理院から委嘱された学識経験者と関係行政機関の職員30名で構成される。」(Wikipedia)とのことですが、どのくらいの税金を使っているのでしょうか?

今回の地震を予知できないくらいなら存在の意味はなく、こちらももう解散ですかね。



一方で、こんな風に地震を予見されていた人がいたことを知り、驚きました。

3月6日の記事
http://popup777.net/archives/17402/
自然動物は地震に敏感であるという説もある。日本は言わずと知れた地震大国。ニュージーランドを地震が襲った2日前に、海岸にたくさんのクジラが座礁していて、4日夜に鹿島市の海岸に52頭ものクジラが座礁していた。単なる偶然の一致ならいいのだが、ちょっと怖い。

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このときのたくさんの写真も見つけました。サーファーの方。
http://blogs.yahoo.co.jp/hgqnj793/34459052.html

この件に関する、2ちゃんねるでの応酬が(ちょっと不謹慎ですが)興味深い。
ほとんどの人が完全にバカにしてました。
しかし、その中に科学的な意見がふたつほど。
http://logsoku.com/thread/raicho.2ch.net/newsplus/1299641464/

(268) 3/9 13:24
マジレスすると、
地震の前兆で電磁波が出たりすることはある。
しかし
それがどこから出るかはわからない。
震源の近くの場合もあれば、震源から遠く離れた場所の場合もある。
加えて、その大きさも地震の規模とは比例しない。
強い電磁波が観測されても、小さな地震しか起きなかったり、
弱い電磁波しか観測されなかったのに、大きな地震が発生したりする。
だから予知には利用出来ない。

(958) 3/10 17:33
石英などの一部の鉱物は、変形を受けたり割れたりすると電気を発生する。
地震の前に、一部の岩盤の破壊が先行して始まるために、その際に砕けた石英などが
電気を発生して電磁波として観測されるわけだ。
だから地震の前兆現象というのはオカルトでもなんでもなくて、科学的に発生原理が確
認されている。
問題は、電磁波の強度が地震の強さと一致しない上に、前兆現象が起こっても地震が
発生しないことも多いので、前兆現象観測=地震の予報とはいかないこと。


昔からナマズが暴れたら地震が来るといわれています。
こういう言い伝えには、真実が含まれていることも多いと思います。
今回はクジラでした。

地震は突然に起きるのではなく、その前に海底の鉱物が悲鳴(電磁波)を上げ始める。それに驚いたクジラなどの動物が異常な行動を起こす、と科学的に考えることができます。

予知として「使う」ことは難しいのでしょうが、動物の異常行動が観察された場合には「近いうちに大きな地震が来る可能性が高い」と考えてしっかり備えることは、じゅうぶんに価値のあることだろうと思います。