009 Call of Justice!!
009 Call of Justice
石ノ森先生ご存命の時の企画が、009完結編のCGアニメ全世界一斉公開!!
という夢があったので、ある意味、これで、先生の夢が叶ったのかな?
・・・と思っています。
今回のデザインは、Reの時よりもマンガっぽくて良かったかなと個人的には思っています。
ただ・・・フランソワーズは幼すぎかな?(^_^;)
本編の感想は、まさに、終わらさなければ始まらない!!という前作のフレーズのとおり
新たに、009伝説を始めるような内容。
009のストーリーパターンの王道である
平和な生活
↓
敵の襲来
↓
003と三角関係を構築するヒロインの出現
↓
平和な生活を捨て戦いに突入
↓
様々な強敵との戦い
↓
戦士の犠牲
↓
ヒロインの死
↓
強敵に苦戦
↓
物理的な理由を超えた009の逆転劇!!
↓
死んだはずの仲間の帰還!!
という内容でした(笑)
そして、特筆すべきは、過去の009作品と本作品がちゃんと繋がっているということ。
ブラックゴーストとの最終決戦!!
ジョー君はどこに落ちたい?
の名シーン。
つまり、例の完結編はオミットされた世界なのです。
今、振り返ると、やはり、あの完結編は封印すべきかなと思います。
先生の最後のプロットではありましたが
実際に、先生が作品にするときには、もっと石ノ森風の芸術的なアプローチになっていたと思います。
それを、先生の最後の意思のまま、作品化した小野寺丈さんを始め、石森プロの方々のご尽力には、それはそれで評価いたしますが・・・
やはり、天才・石ノ森章太郎は、そこから斜め上の展開を志したのではないかと、個人的に推測いたします。
今回の009・COJにつきましては、ちょっと過去作品の良いところを寄せ集め、現代の技術で映像化したということに留まり、実際に、石ノ森先生がご存命であれば、もっと、我々が見たことのない009になったのではないかと思いました。
ただ、それはそれで、とても懐かしく・・・かと言って古くもなく、最新の技術と最後までドキドキする脚本で楽しまさせて頂きました。
004の犠牲は、超銀河伝説。
009と002の宇宙決戦は、地下帝国ヨミ編を思い出させましたね!!
007や006のとぼけた活躍もあり、これぞ009!!という脚本だったと思います。
最後も、時間を超越したという、敵との刺し違えのようなラスト。
これには、正直ビビりましたが、結局、001がいれば、全部テレポートで救われるんだなと(笑)
003の死を時間を巻き戻して救出する009。
とか、色々な伏線があって
敵との対決も、どんどん強力になる敵に対し、様々な知恵を駆使して勝利していくシナリオは、アメリカンストーリーにも似たところもあり、痛快でした!!
003もバイクに乗って大活躍!!
バットマンかよ!と思いました(笑)
とにかく、009は、まだまだ世界が求めているヒーロー!!
これをベースに、様々な展開を今後も観せてくれることを期待しています。
そして・・・
いつか
本当の完結編を
今のスタッフが作成してくれることを心待ちにしております。
悲惨な完結編を終え、意気消沈している009ファンには
新たな希望を与えてくれる作品だったと思います。
最後までドキドキさせてくれたストーリー!!
本当に面白かったです^^b