“事件Mystery”◆川俣軍司◆ | 上野山智幸blog 底辺からの遠吠え

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“事件Mystery”
 《皮肉な因果》
 
 ◆川俣軍司◆
 (かわまた ぐんじ)
 
▼皆様は、この人物の名前をご存知でしょうか?
 
 
■:深川通り魔殺人事件
 
1981年(昭和56年)
 
東京都の下町、江東区の商店街の路上において、
 
死亡者4人・負傷者2人を出した、
無差別殺人事件の犯人であります。
 
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▼事件の概要…上野山智幸 Tomoyuki Uenoyamaのブログ-ファイル00070001.gif
 
茨城県出身の元トラック運転手で、寿司職人の経歴を持つ男、
 
川俣軍司(当時29歳)が、
 
1981年(昭和56年)
6月17日、午前11時35分頃、
 
商店街の路上で、主婦や児童らを包丁で刺し、
 
児童1人と乳児1人を含む4人が死亡、2人が怪我を負った。
 
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▼川俣軍司はまず最初に、
 
前から来た“親子連れ”
(母親女性と児童 乳児ら3人)を刺し、
 
更に近くを歩いていた女性3人を襲い、
 
その後、通行中の女性を、商店街の[中華料理店]に引き連れ、
 
女性と店員や家族を人質にとった。
 
家族は裏口から逃げ、難を逃れたが、
 
男は店の2階に立て篭もった。
 
中華料理店には、駆けつけた警察官が包囲し、
犯人の説得に当たったが、男は全く応じなかった。
 
 
午後6時50分頃、男の隙を見て、人質の女性が逃走した。
 
これを機に警察官が突入し、
 
柳刃包丁を振り回し抵抗する男を取り押さえ、
現行犯逮捕した。
 
白いブリーフにハイソックス姿で連行される犯人の様子がテレビ中継され、世間の注目を集めた。
 
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男は傷害事件等で、7回に及ぶ逮捕歴があり、
 
“覚醒剤”を常用していた。
 
1983年、この事件を基にしたテレビドラマが放映され、
 
犯人役は、
俳優、大地康雄さんが演じました。
 
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■:【事件前…】
 
川俣軍司は、前述したように、
 
“覚醒剤”を常用していた。
 
常々、幻覚 幻聴に襲われ、
 
特に、毎日のように、
同じ声の“幻聴”が聴こえていた。
 
その幻聴とは…、
 
『殺られる前に殺っちまえ』
 
『殺られる前に殺っちまえ』
 
『殺られる前に殺っちまえ』
……という声であった。
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毎日毎日、同じ幻聴が聴こえいていたという…
 
その幻聴は、どんどんエスカレートし、
 
『早く殺しちまえ!』
 
『早く殺しちまえ!』
 
『早く殺しちまえ!』
…と、
 
彼を急かすような幻聴に変わっていったという。
 
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■:【事件当日】
 
川俣軍司は、フラっと出かけ、
 
江東区の商店街で、柳刃包丁を購入し、
 
フラフラと歩き…
 
何人もの通行人とすれ違い、
 
たまたま、
 
たまたま、
前から来た“親子連れ”
(母親と児童 乳児ら3人)を刺し殺した。
 
商店街には、
その他の女性や男性、親子連れが、大勢歩いていたにも関わらず、
 
別に特定した訳でもなく、
 
たまたまの親子連れを刺し殺した。
 
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■:【皮肉な因果】
 
深川通り魔殺人事件…
 
この事件には、更に驚くべき事実があったのです。
 
 
警察での調査、
 
犯人、川俣軍司の前歴や、
家族構成などを調査していた一人の警察官が言い放った。
 
『あいつ(川俣軍司)のお爺さんは刺し殺されているよ…』
 
 
犯人、川俣軍司の祖父は、
 
かつて、深川で刺殺されていた事が判明したのである。
 
 
そして・・・
 
 
川俣軍司の[祖父]を刺殺した人物というのが・・・
 
なんと上野山智幸 Tomoyuki Uenoyamaのブログ-サプライズeyes.gif
 
川俣軍司が最初に刺し殺した、
 
あの親子連れの
“母親女性の[祖父]”だったのである。
 
 
勿論、川俣自身、その事実を知る由もない。
 
通りがかりの犯行である。
 
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事件前の、覚醒剤による幻聴。
 
『殺られる前に殺っちまえ』
 
『早く殺しちまえ!』
…という声。
 
また…
 
過去、川俣軍司の[祖父]を刺殺した人物が、
 
最初に刺殺された、親子連れの母親女性の[祖父]。
 
 
この事実は、一部のマスコミ関係者だけが知っていたが、被害者の人権保護の為に、闇に葬られた。
 
 
[皮肉で因果な奇遇]
…としか言いようがないですね。
 
長文、大変失礼致しました。
 
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