あさば。

修善寺に

『あさば』

という

旅館がある。

以前、

『箱根吟遊』について

書いたが、

『あさば』

も素晴らしい。

修善寺という街自体が

本気でその美しい環境設定を

目指しているのが分かり、

様々な場所でつい立ち止まってしまう。

その中でも

竹林。

竹林の中に

突如、茶屋が現れたり、

軽く山道を登ると

民家がカフェをやっていたり、

多分、人によっても発見がある。

とてもいい”気”が流れている。

『あさば』に話を戻すが、

建物の中庭には大きな池があり

そこに『あさば』の象徴、

能舞台が鎮座している。

年、数回、

実際にそこで能・狂言が

演じられる。

もちろん、

部屋からも観れる。

演者は、

船に乗って舞台へと移動する。

実際の舞台がない日も

そのライトアップされた

能舞台を眺めながらの食事は

日々の現実を洗い流す。

そして、

なんといっても押したいのは

その食事。

旅館の食事で

ここまで究極なものは少ないのではないか。

オーナーご夫妻が、

かなりのグルメらしく、

本当に感動させられる。

あと、

修善寺の湯は

湯船からあがって、

タオルが必要ないほど

さらりと人肌との相性がいい。

行きたくなってきた。

こういう旅館は

まだまだ。

ある。

あと、

行くと、

「二泊にしとけばよかった・・・」

と思う事必至なので、

予約の時、悩んだほうが。

かなり先までとれないので

ご計画はお早めに。

おちまさと