JASDAQやマザーズに資金が集まり、ファンドや筋が狙う銘柄が堅調に上昇する相場が続いていますが、（東芝問題などで東証一部への投資熱が冷えている等の外部環境以外に）実は１つの理由があります。
理由は簡単です。ファンドも仕手筋も証券ディーラーも「年の始めに利益を上げたい」という気持ちが一致しているからです。
皆が「早い段階で利益を上げ、秋以降はその利益を元に穏やかに過ごしたい」ため、毎年１月・２月はお互いが頻繁に連絡を取り合い、仕掛けが入る銘柄が増えることになります。
また今年の傾向としては、各組織とも年初から仕掛けた銘柄が順調に上昇しているため、その仕掛けで得た豊富な資金を次なる銘柄に充てることができている状況です。また、実績を出した組織には新たな金主（資金）も加わりやすいため、新しい銘柄ではさらに理想的な相場が作れるという好循環が今年は見て取れます。
以上、一般投資家の方々にはあまり知れ渡っていない事実ですが、「すべては人間が行うこと」と考えると想像に難くない流れであると理解いただけるかと思います。
私どもが配信する「ファンド銘柄」にはこれらの背景も隠れていることをトレード時の判断材料にして頂ければと思います。
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それでは、今日のレポートです。
【日経平均】 19,385.11円（+134.03）
【マザーズ指数】 1,032.45円（+4.04）
【日経平均の動向予想】東京銘柄の明日の予想レンジ：19,150円 - 19,600円
米国市場の休場の中、材料もなく商いの乏しい日経平均となりました。ただ、トランプ大統領の税制改革に対する期待感とその思惑から上昇したドル円の影響により上昇して引けました。米国では「トランプ大統領の有言実行する力」に期待が掛かり、法人から個人まで経済活性につながる税制改革への期待が高まっているため、改革案の発表後はトランプ相場を更に後押しする可能性も強まっています。その際はドルも強含み、日経平均を押し上げることが想像され、2万円台に向けた力を持つと考えられます。発表時期は見えないものの日銀の思惑とも一致するため、現状の低い価格で買い集め発表後の上昇で利益を狙う戦略も有効です。
【本日5%以上の上昇をしたディーラー銘柄】
◆ 3928 マイネット
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前日終値：3,470円
始 値：3,530円
安 値：3,460円
本日高値：3,640円
最大上昇率：5.2％
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◆6323 ローツェ
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前日終値：2,535円
始 値：2,557円
安 値：2,537円
本日高値：2,737円
最大上昇率：7.9％
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