【 継ぎで良し 】 洛中思案 | 徳川わ廣 のブログ

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「わ」、と書いてるのは「和」草書由来 徳川家和広は二人いますからね、もう一人は恐竜化石学者さん、

御上 徳川わ廣
Nihon koku Tycoon
(The August sovereingn or Grand Souverain" )

(17S神無月五日)

初秋となり 掛け軸をば変へた、
気にかゝるのは掛け軸の 巻き緒、 平織りであったが永の年月によれており 
掛けている最中に風などでぶち切れをするのではないかと心配だ、
絵も古い、和紙は丈夫とはいえ 住み替え後に唐人山中碁の絵図をば しとつ 開いた時に枯葉を踏むがの如くに砕いてしまった

今の住まい近くに経師屋が有るのやら判ぜなひ、

秋雨時に進める近場で思い付いたのが 押上スカイツリー下、 そらまち に有る鳩居堂
 進み聞かば 本店に真田紐は置いて有るとの事、

掛け紐類は色によって意味があり、良くは知らぬが 武家は黒もしくは白地黒のしま模様等を用意したと云ふ、
小伝馬町から日本橋へ 網だに進み、老舗並ぶ摩天楼の中 芝口御門へ、
こちらは 日々の生活の延長地 何処やらにマウンテン乗り置き出来るかは、知ってんだ、

鳩居堂本店で 真田紐は二階売場と聴聞し、寄せて出してもらった、
色々太さは有りましたが ゆかり一色 だそうだ 
うゝむと、考へたが 一番細いものを頼みました
値段、一米 百五十円 安いねひ、
三、四 本分 六米 取った、

御用は済んだので 馴染みで珈琲 木挽町通って戻り
懸案事も晴れて やれうれしやと、夕膳共に一献傾けて 寝た、
掛け軸の しも は掛けている絵を外すのが面倒故に、実は変えてなひ

で、あのな、其からの日々、

差し料背にして深謀遠慮をば はかっているよふに座してゐるが  
買った しも 取っ替えるのが面倒で観てるだけで御座います、
そして事変わりをば始める

随々と ずっころ飛ばして 御茶碗を欠いたので 
漆継ぎをやってみるかと漆は買って置いてある、
此れも うっちゃってゐた、
やらず事が重なり しとつは やる気に為り候ふ
金泥漆をちゝんぷいぷいとこねたねひ、
普段にやりきれぬ事をばやり  関係も無ひ 背中と尻が痒くなった

漆はちよひ付けだが多分に乾くのに時がいる、風呂場に置くか 何処が良いやら うろついて
勝手の今は物のせ場になっている机に乗っけて遊びに行った


帰って来た、


畳でとぐろ巻いて紫紐(しちゅう)は 沈 とゐやがる、







関ヶ原古戦場の旅 6】https://ameblo.jp/tokugawawakou/entry-12274891839.html

 「墨俣 長良川辺関ヶ原古戦場の旅4」