数学 | 徳富 均のブログ

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自分が書いた小説(三部作)や様々に感じた事などを書いてゆきたいと思います。

数学者カール・ボイヤーは、「数学の歴史」

の中で、

「数・大きさ・形を判別する能力は人類だけの

特性ではない。

たとえば、カラスを使った実験では、カラスは4個

までの要素の集合を見分けることが出来る」

と言っている。

そして更に、

「人類の永続は、人間に数学的概念が発達した

ことと無関係ではない。

数・大きさ・形という原始的概念は、最初は類似点

よりもむしろ相違点に関連付けられていたらしい。


たとえば、一匹の狼と何匹もの狼が違うこと、小魚

と鯨の大きさが等しくないこと、月の丸さと松の木の

まっすぐな姿とが似ていないことなど。

この後に類似性の存在に気づき始めたに違いない。

そして、この数と形の類似性から、科学も数学も

生まれてきた。

また一方では、違いそのものが類似性を指摘して

いるようにも思われる。

つまり、一匹の狼と何匹もの狼、羊一頭と羊の群れ、

木一本と森、それぞれの対比の中で一匹の狼、一頭

の羊、一本の木は共通して、何か・・・つまり、ただ

一つで一つしかないという性質・・・を備えていること

が分かる」


現代の生徒は、数学や理科離れを起こしていると

言われています。

確かに、小学校でも中学校でも受験のために解法や

解答を覚えるだけです。

そこには、「どうして」「なぜ」が存在しません。

なぜなら、他より一分でも早く、一問でも多く正解を

得なければ合格しないからです。


然し、学問は現実と密接に関わっています。

ですから、目の前の一本の木、一匹の動物に

好奇の目を向けるともっと面白い現象が見られる

はずです。

ナイル川の氾濫から、エジプトでは天文学や測量

が発達しました。

このように、生活の中に数学や科学が隠れている

はずで、唯単なる暗記ではなく、好奇心を持って

自分の周囲を見ると良いと思います。



2.みみずく

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1.吉祥果

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