犬はどこだ (ミステリ・フロンティア)/米澤 穂信
¥1,680
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内容(「BOOK」データベースより)

何か自営業を始めようと決めたとき、最初に思い浮かべたのはお好み焼き屋だった。しかしお好み焼き屋は支障があって叶わなかった。そこで調査事務所を開いた。この事務所“紺屋S&R”が想定している業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。それなのに、開業した途端舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして―いったいこの事件の全体像は?犬捜し専門(希望)、二十五歳の私立探偵・紺屋、最初の事件。『さよなら妖精』で賞賛を浴びた著者が新境地に挑んだ青春私立探偵小説。

米澤さんで学生が主人公じゃないのは私初めて読んだかな。

こちらストレスで銀行をやめて犬探し専門の探偵になるつもりが

旧友のせいで方向性の違う依頼が舞い込んできた探偵の話。

人探しは紺屋、古文書の解読は押しかけ見習いのハンペーが担当。

でも私はやっぱ妹の梓ちゃんがいいキャラだったと思うわ。

どうもこの方の作品ではサブキャラを気に入る傾向があるな。

さて、お話は後半につれて二つの依頼が実は微妙に絡む。

だけど読んでるこっちはわかるけど主人公達は別々に調べてるので

ああ、早く二人で会話すればいいのにーって思ったりする。

そして結末は...なるほど。紺屋さんってば結構やるねー。

で、これ続編でないかな?でてほしいと思うんだけど。