二日前に書いたAIGのエントリは、アメリカのウォールストリートの悪行は毎度の事なんで

あのニュースに反応したんじゃなくて

ホントは”悪の定義”について書きたかった。


だけど途中でめんどくさくなってきて、さっさと終わらせようという事が優先になってあんな感じに。

似たような話を前にも書いたから、また同じことで文句言ってるようにしか見えんなと思って、今、続きを書き足す事に。




用件を先にまとめて言うと、


1.大事な会議後に酔っ払い状態で記者会見に臨む失態をおかした笑えるバカ大臣


2.金融商品の運用を失敗して数兆円という莫大な借金を抱えたにも関わらず、厚顔に人並み以上の給料どころかボーナスまで頂こうとする頭がバブリーなクズいアメリカ人


3.正義面して偉そうに振舞っておきながら建設会社から多額な寄付金を強要してた、ゴキブリみたいな野党の党首


この中で本当の悪はどれだという話。


別に中川大臣が立派だとはつゆほども思わないけど、糾弾されるべきは2,3であって、1はどう考えても笑い話にしか思えないし、国中で袋叩きにするほど、迷惑を被っている人間が多数存在するとは思えない。


2は世界経済に深刻な打撃を与えて

コイツらみたいなアメリカの金融業の連中の思い上がりのせいで

間接的にせよ路頭に迷ったり人間は数え切れないし、命をうしなった人間だって多数いるはずで

そんな悪人が、立場もわきまえずに、支援された金を搾取しようとしていたという許しがたいニュース。


3はニュースになる前から小沢がゴキブリなのはわかってたことだけど

そもそもの話、クリーンな金であるかどうかは別として建設会社と何かしら接点を持った人間が政治の世界にいる時点ですでに悪。

「自民党はクリーンな金だけど返却した」とかなんとかいう話があったけど、つながりを持ってる事がすでに悪。

自民も民主も目くそと鼻クソでどっちがどうじゃなくて、どっちも社会の害虫なんだとしか昔から思ってない。


国自体が多額の借金を持って景気も悪い状況で

世の中にとって必要のない高額な建物が、税金を使って人知れず止め処なく建てられていってるのは

政治家がゴミだからとしかいいようがない。


景気対策とか、消費税の増税とか言う前に、社会にとって大して必要のない公共事業は全部中止させるべき。

それをすると建設関連の景気が悪くなって失業者が増えるから不景気時は公共事業が必要だとか確か中学の社会の教科書に書いてあった気がするけど、ものすごく本末転倒。

社会にとって必要のない建物をつくらなけば生きていけない建設業者は、その業者自体が社会とって必要がないだけの話。

そんな業者を税金で養わなければいけない理由はない。養わなければいけない理由の元を辿ると、政治家が活動資金を欲するところから始まってる。


話がそれたけど、小沢の問題は税金を納めている全ての国民の血税が一部の政治家と建設会社の自己都合だけに不当に使われているという、多数の人間が相当な迷惑を継続的に被っているというニュースだと思う。




テレビを見てて、中川大臣の失態も、小沢の悪事も、同じようなテンションで同じレベルの悪のようなバッシングしてるけど、度合いに相当な差があるし、その差を感じさせないような報道機関もありえない。

AIGの話なんてわかりにくいだけで、金融危機の根本に関わるアメリカ金融業の人間の本質をモロにあらわした問題なのに、全然関心もたれてなくて見てて納得いかんし、こういうことが言いたかったんですわ。

説明下手やし、無駄に長文やけど。