ヒットの積み重ねが大事 | 常夏社長による常夏ブログ

ヒットの積み重ねが大事

こんばんは。

季節は冬になりますが、一足はやい春がみえてきました。

今年ひたむきに準備を進めてきたビジネスが徐々に芽生えつつある今日この頃です。


創業期のベンチャーはいかにして「安定収益基盤」を構築していくか、

これこそが経営していく上で何よりも大切なことですが、

大抵の起業家は、ヒットの積み重ねよりホームランを狙って勝負する人が多いと思います。


もちろん、ベンチャーとして躍進していくためにはホームランは必要なのですが、

まずは手堅くヒットやフォアボールでもいいので塁に出る、

そして、「チャンス」をうかがい、泥臭くても打線をつなぎ、

得点をもぎ取り、ここぞという勝負時でホームランを狙っていく、

こういうゲーム展開をしていくことが「勝っていく」上で重要だと実感しています。


しかし、創業期にかわからず、起業家という人種は、

常に新しいことやリターンの大きい事業にチャレンジしたくなる性の人が多い(私も含めて)。


よく、「プロジェクトにほれ込みすぎると失敗する」

と先輩方から聞かされますが、

成功する信念を持つことは大切にしつつも、

ビジネスモデルの素晴らしさだけでビジネスを始めると大やけどします。


ビジネスモデルありきで始めたケースは、

その素晴らしいビジネスモデルを成功させることに奔走しますが、

勝てるための体制、今の自身の力量でまわしていけるのか、

といったところがつまるところ成否を分けるポイントだと理解することが大切です。


「自分の力量をはるかに超えたビジネスモデルにほれ込むのは危険」

といった教訓を私は今までの起業家経験を通じて学びました。


今のリソース、力量で確実に勝つためのビジネスを考え、

固く収益をあげていけるビジネスモデルを構築することが

何よりも大切なわけです。

キャッシュフローは経営者にとってどんな時もつきまとうものですが、

キャッシュフロー経営の本質は上記であると最近になって悟った次第です。



さて、当社では、iPhoneでの電子書籍ビジネスに参入し、

これが少しずつカタチになってきています。

国内iPhoneユーザーも300万人近くのマーケットに成長し、

なかでも電子書籍(ブックカテゴリ)は人気です。


電子書籍の市場規模は2009年度で574億円、向こう数年で1000億円を超えると予測されており、

なかでもモバイル(公式コンテンツ)が圧倒的なシェア。

スマートフォン等の新しいプラットホーム向けの市場はまだ産声をあげたばかりですが、

今後のスマートフォン普及を考えますと非常に可能性を感じています。

俗に言う「電子書籍元年」にビジネススタートを切れているのは

非常にチャンスです。


もちろん競争は熾烈になってきますが、

よりビジネス成功を生み出せる企業が勝っていくことになります。

一見、差別化が図りにくいiPhoneというプラットホーム上で、

当社では独自のシステムフレームの構築、展開ノウハウを武器に、

おかげさまでマネタイズも進んでいます。


「このやり方であれば成功しそうだ」

そう言っていただき、パートナーアライアンスも順調に進み始めております。

ここをチャンスに一気に流れに乗るべく奮闘します。

まずは連続ヒットを狙い、得点を積み上げていきます。