昨夜の『カンブリアの宮殿 』で、とても興味深い大学が紹介されていた。
この就職氷河期にあって、一流企業への就職率100%を誇る大学。
それが、秋田県にある国際教養大学 だ。

この大学が画期的なのは、学内での授業が全て英語で行われること。
日本語禁止。(笑)
もちろん、職員の主要な会議も全て英語。
授業だけでない。留学生も多いから、寮生活ではルームメイトが外国人、
ということも多く、学内での生活が全て英語で行われること。
(学長のことばに、「新入生は外国人留学生と共に1 年間の寮生活」と
ルール化されていることが分かった。)
そして、「卒業までに1年間は留学する」というのが義務化されていて、
トップレベルを誇る世界の有名大学と多く提携を結んでいるようだ。

もうひとつの注目点が、図書館。
この大学の図書館は7 days /24 hours、要するに年中開いている、
ということ。日本で唯一の大学らしい。
だからいつでも勉強が出来る。

就職対策だと思うが、インターン制度を設けていて、テレビで紹介
されていた女子生徒は、大学と提携しているバイト先で80時間働くと
(研修になるのかな?)3単位になる、と話していた。
卒業後、就きたい職業もしっかり定まっていて、生き生きと勉強していた。

この大学には、様々な企業からリクルートにくるようだ。
彼らが注目されているのは、ただ英語を書ける、話せる、というだけでなく、
考える力が身に付いていて、自発性があるからのようだ。

この大学は設立されてからまだ6年。
世界の大学で教鞭を取って来た学長 中嶋 嶺雄氏が、今の日本の大学の
姿に危機感を覚え、それでこの世界でも通用する教育を、ということで
この大学を設立したようだ。
日本にもこのような志を持った先生方が作る大学が出来て良かったと思う。
これからは世界を相手にする時代だから。