昨日の夕方、二男がニコニコで児童館から帰宅してきました。
「ママママぼくのベイブレードあったよ見つかったんだよ」
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実は二男が大切にしていた、
二男の言う「ぼくにとって最強のベイ」が
なくなってしまっていました。
お友達と遊ぼうと、
児童館にベイブレードを持って行ってしまったことが
そもそもの間違いなのは承知です。
ほんの少しの時間目を離したすきに、
そこに置いておいたはずの「ベイブレード」がなくなってしまったのだそう。
でも二男は結構マメで
自分の大切なものにはすべて名前を書いておく習性があります。
なくなったベイブレードにももれなく名前が書いてあり、
二男は
「名前が書いてあるから持って行く人はいないはず」
と信じていました。
でも児童館の先生に聞いても、
落し物入れを探しても出てきません。
児童館閉館の時間になっても出てきません。
肩をガックリと落とし、
「ママ、ぼくのベイブレードがなくなっちゃった・・・」と、
帰宅してきたのは
2~3週間前のことだったと記憶しています。
そして昨日。
いつものように児童館に行ったところ、
児童館の先生に話しかけられたそうです。
「二男くん探していたベイブレードだよ。良かったね」
先生の手には、二男の名前が書いてある「最強のベイ」。
児童館の先生からもお電話をいただき、直接話を聞きました。
あるお友達が二男のベイが欲しくて、
つい持ち帰ってしまったのだとか。
数日たってから、
その子の自宅でお母様が、
二男の名前が書いてあるベイをその子の持ち物から見つけ、
お子さんと話し合って、週末に児童館に返しに来たそうです。
二男のベイにはお手紙が添えられていました。
「二男くん、ベイをもちかえっちゃってごめんね。
もう、ぜったいにしないよ。またいっしょにあそぼうね。」
その子のお母様からの、お人柄が伝わるひと言もありました。
文末にはきちんとお子さんとお母様のお名前が入っていました。
私は人の行き来がある、自宅ではない場所で
大切なものがなくなった時点で
それが手元に戻ってくるのは難しいと感じています。
二男からベイブレード紛失の話を聞いた時に
「探しても、名前が書いてあっても、見つからないことだってあるんだよ」
と、話をしたくらいです。
でも、今回は、戻ってきました。
そのお子さんもお母様もとても悩んだだろうな・・と思います。
悩んで悩んで、それでもこうやってお手紙を書いて
一生懸命返してくれたのでしょう。
その気持ちが本当に嬉しかったです。
昨日、二男はそのお友達と仲良く遊んでいたそうです。
そして私もそのお母様あてに
「ありがとうございました。どうぞお気になさらず、これからも一緒に遊んでください」
という内容のお手紙を書いて、
先ほど朝一番で児童館の先生にお渡ししてきました。