稀に見る症状ですが、本来左肩が痛くて来院しましたが、触診した結果右肩のズレによる痛みと判断したケースの患者さんです。
中学1年生のピッチャーで、ボールを投げ終わった後に左の三角筋辺りに痛みを訴えていました。
この画像を見ると痛みは左に出ていますが、右の肩が下に下がり、肩甲骨が左より右が外に開いてるのが分かります。
肩甲骨は必ず肩がズレると、それに引っ張られるように背骨から遠ざかります。
稀にズレとは反対の腕に痛みが出る事が有りますが、今回はそのケースだったようで、右の整復だけ行うと左の痛みも無くなっていました。
こちらは整復後で、右の肩甲骨が背骨側に整復されているのが分かると思います。
後日来院した時には、投球しても痛みは無かったようです。
余談ですが、後日来院した時は今度は左の肘が痛くなったようで、今度は左の肘の施術を行いました。
俗に言う野球肘ですが、ほとんどの野球肘は肘関節のズレが原因です。
上の画像では、肘の内側が腫れているのが分かります。
この画像は整復後の画像です。
整復後にはまったく痛みは無くなっていました。
初期の痛みの野球肘は1回で良くなる事が多いので、痛みがあればずぐご来院下さい。