TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)とは、手関節の小指側の疼痛の事で、尺骨切痕と尺骨茎状突起間に痛みが現われます。



温故知新~宇都宮市ときわ整骨院の治療日記・スポーツ疾患・むち打ちや交通事故の怪我など


右手の模型。  指で指している当たり。



結構同じ業種の方でもマッサージのし過ぎで痛める事が多く、転倒し手を突いた時に痛めたり、テニスや野球などで手首を多く使うスポーツでも多く診られます。(当院で一番多いのが建築関係)



尺骨プラスバリアントと言って、遠位橈尺関節面に対し尺骨が長い事など色々と原因は有りますが、一番多いのが尺骨頭の背側亜脱臼(ズレ)だと思います。



当院では検査後に、マッサージと関節の整復を行います。



関節の整復は手関節から手根骨間の整復も行い、症状によっては肘関節の整復も行います。



施術後はテーピングか包帯で1~2週程固定しますが、多くはこの期間で良くなります。



何年も前に痛みがあってしっかり治す事が無かった場合、関節が悪い状態で固まってしまっています。



こうなると元の健康な状態に戻すには長期間必要とし、場合によっては完治が見込めない事も多々あります。



関節の痛みの多くは亜脱臼(ズレ)原因で、関節のズレをそのまま放置しておくとその後の予後に大きく悪影響を与えるので、早期施術が本当に大切になってきます。