院長のつれづれ日記
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みまさかノスタルジー

たまには鉄欠乏性貧血の治療が必要です。

 

観光列車「みまさかノスタルジー」です。

 

本年も 4 月から 6 月にかけて開催する「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーンにあわせて、岡山県北部エリアの懐かしいまちへ向かう観光列車「みまさかノスタルジー」が 4 月 2 日より津山線で運行を開始しました。

 

「みまさかノスタルジー」では、JR 西日本岡山支社社 OB が「名誉車掌長」として乗務するほか、座席付近に復刻した栓抜きを利用できるよう、ホームでの瓶ジュースの販売がなされます。

 

 

列車のコンセプトにあわせた「郷愁を感じるおもてなし」をはじめ、さまざまなおもてなしを用意し「みまさかノスタルジー」での旅を演出してくれるとか。

 

津山駅では、復刻制服を着用した駅員さんが客を出迎えてくれます。

 

車内チャイムには懐かしい「鉄道唱歌」のメロディを使用するほか、車内放送では津山線にまつわる歴史や沿線の観光スポットなどを案内してくれます。

 

こんな資料を頂戴できたのも、実は当院通院中の患者さんが JR 西日本岡山支社の OB として「名誉車掌長」として乗務されているからです。

この場をお借りし、O さんに御礼申し上げます。

 

芋焼酎にいきます。

 

フルーツブランデーを蒸留する際に使う「間接加熱蒸留器」を用いた原酒を 100% 使用した焼酎です。

外観通りのピュアな味わいを楽しみつつ、「みまさかノスタルジー」乗車前に懐かしいコカコーラの瓶を自動販売機で買ったり、名誉車掌長さんから「記念乗車証」を配付頂いたり、「オリジナル記念撮影ボード」で記念撮影して頂いたり、沿線各地の歴史や観光スポットの案内を聴きながらのゆったりした旅に想いを馳せました。

SMBG ; Self Monitoring of Blood Glucose

前記事では GLP-1 agonist の週 1 回製剤について取り上げました。

この記事では、血糖自己測定 ( SMBG ; Self Monitoring of Blood Glucose ) について書いてみます。

 

血糖自己測定とは、簡易血糖測定器を用いて自分で血糖値を測定することです。

診察の時に測定した血糖値だけでなく、日常の生活のなかでの血糖値を知ることでよりよい血糖コントロールを目指すことができます。

また、低血糖の時やシックデイの時の対応にも重要な指標となります。

しかしながら従来の測定器では、指先を針で穿刺し、必要量の血液をセンサーに吸い取って測定しなければなりませんでした。

 

この「FreeStyle リブレ」、もちろん極細とはいえ針を刺入しなければならないのですが、いったん刺入してしまえば指先穿刺による採血を伴うルーチンのキャリブレーションが不要となり、その後は 14 日間、自動的に機能が持続するという優れものです。

96% の患者さんが「簡単」「苦痛や困難さを軽減する」と回答しているとのことです。

 

以下の画像は前記事と同じ患家で撮影しました。

 

こちらは皮膚面に装着するセンサーです。

 

これは患家から回収した使用済みのセンサーです。

手前中央に極細の針が見えています。

 

センサーは直径 35mm、厚さ 5mm と小型ですが、必ず上腕の後ろ側に装着します。

 

こちらは Reader です。

 

センサーから 4cm 以内のところで Reader を持ち、スキャンします。

スキャンは、衣服の上からでも可能です。

 

センサーはワイヤレスでグルコース値を Reader に送信します。

 

Reader は、上腕の後ろ側に装着したセンサーでスキャンすると、タッチスクリーンに現在のグルコース値と連続するグルコース値のグラフが表示されます。

最長 14 日間、1 分毎に測定し、この画像のごとく 15 分毎にグルコース値を自動的に記録します。

出荷時に較正済なので、使用時の血糖自己測定による較正の必要がありません。

 

「FreeStyle リブレ」で測定されたデータを専用ソフトウェアで読み込むと、上図のようにグルコース値だけでなく、その変動データを実用的なトレンドやパターンにして表示する Ambulatory Glucose Profile (AGP) と呼ばれるレポートを簡単に作成できます。

高グルコース、低グルコースおよびグルコース変動を一目で把握できます。

さらに AGP を使うと、リーダーに記録されたインスリン投与データ、炭水化物摂取データも表示し、グルコースプロファイルとの関連性も簡単に把握できます。

専用ソフトウェアは abbott のサイトからダウンロードできます。

 

このように皮下に挿入したセンサーが間質液中のグルコース濃度を連続的に測定し、Reader でスキャンすることで連続測定した間質液中グルコース濃度変動パターンを表示し、こちらの高齢患者さんであっても、容易に結果を理解されています。

 

この 80 歳代高齢女性患者さん、前記事の Trulicity 導入前は HbA1c が 8.5 を切ることはありませんでしたが、導入後の現在は 7 台前半をキープできています。

導入後の低血糖を危惧されていましたが、こちらについても「FreeStyle リブレ」を使い出してからは、自己血糖値測定間の血糖値トレンドを自ら推定され、自己血糖値測定による糖尿病の血糖値管理をかなり正確に補助できていると言えるでしょう。

 

本年 9 月 1 日の保険適用により、インスリン製剤と GLP-1 受容体作動薬を使用中の患者などが対象となり、「血糖自己測定器加算」が準用技術料として加算されます。

Dulaglutide (Trulicity) : Weekly GLP-1 Agonist

ある方より GLP-1 agonist の週 1 回製剤についてのご質問がありましたので、実際の注射画像も含め、記事にしたいと思います。

 

この Trulicity は、アミノ酸を置換したヒト GLP-1 アナログ + 改変ヒト IgG4 Fc 領域との融合タンパク質であり、アミノ酸置換により DPP-4 による分解に抵抗性を示し、分子量の増加により吸収速度・腎クリアランスが低下することで作用を持続させて、週 1 回の自己注射ですむように造られています。

膵β細胞の GLP-1 受容体に結合し、細胞内 cAMP 濃度を上昇させ、グルコース濃度依存的にインスリン分泌を亢進させます。

 

なかなかオシャレなデザインだと思います。

 

それもそのはず、グッドデザイン金賞受賞品です。

 

当院でもこの製剤を数名の方に使っていますが、私があくまで個人的にどんな患者さんを対象としているかは以下の通りです。

 

・本来ならインスリン施注が望ましいが、インスリン注射そのものに抵抗を示す方
・操作が非常に簡便なので手先が不器用、あるいは高齢の方
・毎日の自己注射を嫌がる方

 

本日アップする患者さんは 80 歳代の独居女性です。

上記 3 つすべてに当てはまる方です。

 

使用済みの注射器キットは産業廃棄物ですから当院に返却して頂かなければならないのですが、足が悪く通院が困難なため、往診も兼ねて定期的に患家に私が出向いています。

毎週木曜日に注射されていますが、昨日の往診時はちょうど施注日でした(もちろん当 blog への画像アップをご了解頂いた上で撮影しています)。

 

まず私のチェックポイントを箇条書きにします。

 

1) 使用前に冷蔵庫に保管しているか? → OK

2) ラベルを見て、私から説明している薬の名前と一致しているかを確認しているか? → 曖昧

3) 使用期限が切れていないかを確認しているか? → X

4) ラベルを見て、キットの正面背面を確認しているか? → やや曖昧

5) 注射する場所を私の指示した腹部や大腿部にしているか? → OK

6) 注射する場所は毎週変更しているか? → ほぼ OK

 

7) 注射する場所をきちんと消毒しているか? → OK

 

8) 注入器の破損や異常がないこと、薬液が無色澄明で浮遊物がないことを確認しているか? → X

 

9) キャップを取り外し、底面を皮膚にあて、ロックを解除しているか? → OK

 

10) 注入器を皮膚にしっかりと密着させたまま、緑色の注入ボタンを押しきっているか? → OK

11) しっかりと皮膚にあてたまま 2 回目のカチッという音が鳴ってから注入器を皮膚から離しているか? → OK

 

ご高齢ですが、全体の手技はほぼ安定しているようでした。

 

使用済みのキットは私が医院に持ち帰り、産廃として処分しています。

 

次記事では、最新の自己血糖測定器について取り上げる予定です。

できたて直送品

本日 11 月 1 日(水)、いつものように午後の大腸内視鏡検査をこなしていると医院宛に宅急便が到着しました。

 

箱が 2 つで 1 組のようです。

 

できたてポテトチップとな?

 

ちょっと、いや、むちゃくちゃびっくりしたのは製造年月日です。

なんと 10 月 31 日 !?

 

埼玉県に工場があるようですが、前日に製造して翌日にはここ岡山まで直送です。

 

できたてポテトチップ』 145g x 3 袋 x 2 箱の計 6 袋です。

 

この『できたてポテトチップ』、厳選した素材を使用し自社工場でポテトチップを生産しそのまま即日発送してるようです。

できたてのポテトチップが自宅で食べられる、まさしくレアな一品です。

 

ちょいと茶目っ気もあるようで、「ワレモノ」とな?

 

この『できたてポテトチップ』、「じゃがいも」 + 「塩」 + 「植物油」の 3 つしか添加してないそうです。

 

私ががさがさ漁っていたらその音を聞きつけた事務の O さんと Y ちゃんと M ちゃんがやってきましたので、3 袋を 略奪されました 喜んで差し上げました。

受付の裏に回ってぺろっと食べてしまいました。

よほど美味しかったのでしょう。

 

私は...やはりビールがないと。

帰宅してから早速ビールと共に頂きます。

 

贈って下さった方に心より感謝申し上げます。

本日の祝日は診療いたします

当番医のため本日、10 月 9 日(祝) 9:00 - 17:00 診療致します。

なお、昼休み等はありませんので、上記時間内でしたらいつでも来院ください。

 

ただ休日の内視鏡検査を希望される方が多く、早い方は 1 年前から予約を入れておられます。

既に胃内視鏡 5 例 + 大腸内視鏡 3 例の計 8 例の予約が入っています。

できるだけ速やかに診療したいと考えておりますが、場合によっては待ち時間が延びることもあるかと存じます。

 

どうかご了承ください。

 

ちどりあし 6

七軒目の店先に来ています。

 

見るからに秘密の隠れ家的です。

 

アレ?

午後 10 時までなら 18 歳未満でも入店 OK??

 

こんなテーブル上で注いでくれます。

 

すっきりやや甘口、ちょっとフルーティで飲み易い酒です。

 

最後の八・九軒目、酔いが回ってきて店の面構えを撮り忘れてます。

 

八軒目は「おもてなし処 心 - 蔵元 嘉美心酒造 銘柄 嘉美心」。

 

このあたりになると何食べたのか記憶にございません...

 

このまま九軒目に移動したようです。

 

九軒目、「日本酒バル 解放区 - 蔵元 板野酒造場 銘柄 吉備の吟風」。

こちらの蔵元の しぼりたて生隠し酒新年の奉献酒など、こちらの酒は何度も紹介済みです。

 

今回、この蔵元の若大将(?)にこちらの店で初めてお目にかかりました。

酒造りに熱い想いを抱いていることがひしひしと感じられる方です。

 

回ろうと思えばもう少し回れたとは思えますが、なにしろ日曜日の白昼です、醜態をさらすことはできません。

 

22 軒中 9 軒で「ちどりあし」印を、まるで夏休みのラジオ体操みたいに、押してもらいました。

 

なかなか楽しいイベントでした。

ミソとなるのはやはり、安易に有名銘柄に頼ることなく、地元の蔵元と地元の店がタッグを組んだことでしょう。

 

こういった地道な取り組みによって、少しでも日本酒ファンが増えると共に地場産業が活性化されればと思います。

ちどりあし 5

四軒目から五軒目に移動しますが、ちょいと酔いが回ってきて店の面構え撮影を失念。

 

「五感 GOKAN - 蔵元 利守酒造 銘柄 酒一筋」。 

 

こちらはグラスも料理もオシャレですね。

 

六軒目、「あるもに - 蔵元 ヨイキゲン 銘柄 碧天・酔機嫌」。

 

縁台みたいなのも登場。

 

② を選びます。

 

肴も小ぶりで楽しいモノです。

 

夏貯蔵酒「夏濁酒」。

 

七軒目、「酒 & 食 KAMEKICHI - 蔵元 熊屋酒造 銘柄 伊七」。

 

前記事で、

 

「同好の士も多数、日本酒離れが叫ばれる中、若い参加者が多かったのは意外でした」

 

などと書きましたが、若いだけでなく女性参加者も少なからず見受けられました。

 

真っ昼間ですからピンときませんが、この店、辺りが暗くなればなかなかの雰囲気を漂わせてくれそうです。

 

続く...

 

ちどりあし 4

イベントちどりあし、一軒目から次に移動してます、の続き。

 

「酒肴 呑 - 蔵元 田中酒造場 銘柄 武蔵の里」です。

 

置いてあるのは一種類だけではなく、こうしてお好きなのを選べるようです。

 

つまみもたくさん準備されています。

 

こちらの店はシンプルに酒を味わうって感じですかね。

 

三軒目、「魚や大将 - 蔵元 室町酒造 銘柄 櫻室町」に到着です。

 

ほのかに甘く、冷酒の似合う酒でした。

 

四軒目、「チロ鯉 [ Chirori ] - 蔵元 板野酒造本店 銘柄 二面」。

 

手書きがいい味を出してますし、こちらの店名の鯉のスタンプもまたイイですねぇ。

 

私は二面大吟醸を選んだと思います。

 

同好の士も多数、日本酒離れが叫ばれる中、若い参加者が多かったのは意外でした。

 

こちらの店ではほぼ立ち呑み状態。

 

続く...

ちどりあし 3

いよいよイベント当日を迎えました。

自宅から数分で集合場所ですから、肝予備能を高めるためにも(?)徒歩で行きます。

 

取り壊しの始まった岡山衛生会館の裏手を通ります。

この記事を書いている時点で既に更地にされ、跡地は民間業者に売却済みです。

 

衛生会館は鉄筋コンクリート地上 6 階地下 2 階延べ約 8.500 平方メートル、敷地面積約 2,300 平方メートルあり、1971 年の完成で、耐震基準を満たしておらず、老朽化も進んでいました。

 

私も県医師会理事時代、少なくとも週数回はこの会館に足を運んでいましたが、それでもわずか 2 年間でした。

諸先輩方にとってはもっと思い入れのある建物だったはずです。

 

などと感慨に浸りながら集合場所に到着、他 3 名と合流し、まず一軒目を目指します。

といって周到な計画を立てたわけでもなく、

 

「数をこなそうなどと無理しない」

「回りやすい店を転々と」

 

など、おおざっぱな方針でいくことにします。

 

まず一軒目は「七輪焼肉 岩勝 田町店 - 蔵元 丸本酒造 銘柄 竹林」です。

 

ちゃんとこのイベントののぼりが掲げられています。

 

ご同行の呑み助の方々。

酒が飲める!、と既に顔が緩みっぱなしです。

 

店員さんが銘柄の説明もしてくれます。

 

思わず「たっぷり注いでね♪」と頼んでしまいました。

 

こんな七輪で焼いた肉まで頂いて 500 円ですから満足です。

 

こちらもまたご同行の N 氏。

唎酒師のお免状までお持ちの呑み助です。

真剣に香りを鑑定されてます!?

 

つい「お代わり♪」したくなりますが、まだまだ先は長いので次に移動いたしましょう。

 

二軒目に到着です。

 

続く...

ちどりあし 2

4 月末にはこのイベントが地元紙に取り上げられていました。

 

岡山の地酒を味わえるこの飲み歩きイベント「日本酒めぐり ちどりあし」、岡山市中心部の飲食店 22 店が岡山県内 22 の酒蔵とペアになり、店ごとに異なる地酒とおつまみのセットを 500 円で提供します。

画像の前売りの参加証「ちどり手形」( 1 枚千円、限定 1,200 枚)を手に入れ、街へ繰り出しますが、もちろん未成年者の参加は不可です。  

 

飲食店、酒販店、酒蔵などでつくる実行団体「SAKE コブラツイスト」が地酒の消費拡大やにぎわいづくりを目指し、2014 年に初開催し、3 回目となります。

 

当日は午後 1 時~ 7 時に並んだ人までが各店で手形にスタンプを押してもらい入店します。

500 円を払い、数種類用意される予定の地酒( 70ml 前後)とおつまみから一つずつ選びます。

2 杯目以降は別料金となります。  

 

参加各店には目印ののぼりを立て、案内スタッフを配置します。

アルコールの催しだけに、自動車はもちろんのこと、自転車での参加も厳禁です。

 

手形は B4 判の折り畳み式で、参加店と酒蔵を紹介したマップになっています。

参加店や一部酒販店で販売します。

専用のフェイスブックページやブログで予約できます。

 

前回は約千人が参加し、1 人がはしご酒した店の数は平均 6.9 だったといいます。

ますます楽しみになってきました。

 

Valentin Zusslin Crémant d'Alsace Brut Prestige を開けましょう。

 

爽やかな酸味をもつこの Zusslin's Crémant、理想的なパーティーワインといえましょう。

寿司、刺身などのシーフード料理と組み合わせて食べるのに最適なスパークリングを味わいながら、岡山の地酒の消費拡大やにぎわい創出を祈念しました。

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