やっぱり気になって買っちゃいました、のぼうの城 著：和田竜（わだりょう）
実際に行なわれた合戦をもとに書かれた、フィクション小説です。
「のぼう」っていうのはでくのぼうの略で、前回ご紹介した田んぼアートのおじさん
こと、
成田長親 （なりたながちか）の愛称です。小説上、そういう設定になってます。
歴史小説というと…なにやら難しい読みの名前がいっぱい出てきて、読んでいるうちに大混乱して
「ああ、もうお腹いっぱい」っていうのがいつものパターンｗ
その点、この小説は登場人物も少なく、300ページ程度なので半日もあれば読みきります。
妙なひねりも無く、単純明快なストーリーです。歴史小説が初めて、という方にも読みやすいでしょう。
内容はともかくとして（笑）埼玉の行田というマイナーな土地にあの有名な石田三成
が進軍してくる
というだけでもワクワクします。しかも水攻めですよ、水攻め。
えっ！石田三成をご存じ無い！？Σ(･ω･ﾉ)ﾉ！
NHK大河ドラマ天地人 （主演：妻夫木聡）で小栗旬 が演じてた武将ですよ、奥さん！
う～ん。内容を分かりやすく例えるなら…
田舎の雑貨店の隣に突然、小栗旬らイケメン集団が率いる大型ショッピングモールが建設されます。
まばゆいオーラが漂っています。どう考えても雑貨店、イチコロでやられちゃいますよねぇ (-ω-`)
絶体絶命のピンチ！
しかし！いつもやる気の無いグータラ店主が、のっそりと立ち上がってとった意外な行動とは…
…とまあ、そんな雰囲気の小説に仕上がっております（笑
小説には、時おり現代の情景や地名が出てくるので、行田市民にはニヤリとする場面も多いはず。
知らなかった人もこれをきっかけに、ますます行田の歴史や地理に興味がわく事となるでしょう。
というわけでこの小説、行田市の観光アピールにはもってこいの一冊となっております。
そして、もし行田にお越しの際は、ぜひゼリーフライ＆フライ を食べていってください。
忍城跡や観光案内所 などでゼリーフライマップ をもらってから市内をまわると、よりいっそう楽しめる
かと思います。小さな専門店があちこちに散らばっているので、宝探しのワクワク感がありますよ。
ぜひぜひ～ ( ´艸｀)