とある場面。

レンタルビデオ屋さんで働く玉木くん。

なにやら考えながら仕事をしている様子。

店長から「正社員になってみる?」と声をかけられ、

(そんなのまっぴら!という)ショックのあまり

お客さんが借りようとしていたビデオを床に落としてしまう。



これでは、レンタルビデオ屋で働くというのは、まるで嫌な仕事みたいだ。



とある場面。

子供とお母さんの友近。

子供の友達とそのお母さん。

友近はカジュアルスタイル、友達のお母さんはソフトスーツ。

「ママ、かっこいいわね。」作り笑顔の暗い表情で友近が言う。

そして…

通信教育の教材を読んでいる友近は、魚を焦がす。

幼稚園から帰ってきた子供にも空返事で応える。



そんなの、あかんやろぉ~。



なにも通信教育が悪いとか、そういう事ではなくて、

はじめるきっかけがつまらないというか、情けない。

家事は、とてつもなく頭を使い、体を使い、センスが必要で、家族のことを思いやったり、

やる人が居ないと困る重要なもの。

そのエキスパートたるが主婦なのに、これでは働く主婦の方が

かっこいいように見える(されている)。



なんだか嫌な感じなのである。