ホワイト・バンド
ホワイト・バンド (http://hottokenai.jp/ )というのがとても流行っていて、僕の周りでも身に付けているひとや、購入したというひとがちらほらいます。
300円のリングを購入すると、その収益が、世界の貧困の解決のために役立てられ、
その白いリングを身に付けることが、「貧困をなくそう」というメッセージになる。
世界規模で展開されているようで、なかなかいい、取り組みだなと思うのです。
でも、僕自身は、このリングを買おうとは思っていません。
理由は色々あって、たとえば、
どうしてゴム製なんだろう(ゴムがゴミになったときの環境への悪影響)、
所詮はファッションを重視しただけなんじゃないか、
どうせならフェア・トレードのコットンでも使った方が、人にも環境にも優しいんじゃないか、と考えたり、
塵も積もれば、とは言うけれど、自分自身が、このリングをほんの300円で買っただけで何かに貢献したような気になるのも嫌だった。(募金や寄付なら、他にいくらでもやり方はあります。)
何より、このテのアクセサリーには、すぐに飽きてしまうだろうなあという思いもあります。
そうしてゴム製のリングがいつかゴミになることを考えると、やはり買う気にはなれなかったのです。
このホワイト・バンド・キャンペーンの趣旨自体には賛同しています。
有名人を大勢起用したことで、メディアでも頻繁に取り上げられて、
日本で普通に生活しているだけではわからない世界各地の貧困問題に目を向ける、いいきっかけになっていると思います。
ただ、これがファッション(= 流行)で終わってほしくはない。
だから、一過性の盛り上がりにはならないようなケアを、ホワイト・バンド・キャンペーンの主催者に期待したいです。
貧困問題は、決して一過性のものではないのだから。
ホワイト・バンドの販売等、キャンペーンは年末まで続けられるとのこと。
今後は講演会などを企画していく、とのメッセージがホームページ上にあったので、そちらには顔を出してみようかなと思っています。