私の友人で、精神科勤務のナースマンがいるのですが、
最近は、措置入院が減ったといっていました。
措置入院と言うのは、
精神科の入院の一形態です。
これは、精神独特の入院方法だと思います。
①任意入院
いわゆるふつうの「入院」です。
本人や家族が入院希望して、入院をします。
②医療保護入院
本人の同意なく、家族と病院の意志に基づき入院します。
急性期症状→救急車→医療保護入院
になるパターンは多いと思います。
本人の同意がないので、本人はもとより家族もかなり疲弊します。
症状が強い場合だと、民間の救急隊を依頼することもあります。
民間の救急隊は、この手の搬送にとても慣れているので、
力技を使わずとも、上手に説得してくれることも多いそうです。
この救急隊は、一人2万円くらいの相場のようです。
私は、絶対に、、、というのは難しいですが、
本人が嫌がっているのに毛布に来るんで入院を・・というのは反対です。
心がどれほど傷つくか、想像しただけでも切ない。
必要なときもあるというのは分かっていますが。。。
③措置入院
家族も、本人の同意も必要としません。
資格を持つ精神科医二人が「自傷他害の恐れ有り」と判断し、
県知事が承認したら、入院になります。
自傷他害と言うのは、「自分か他人を傷つける可能性がある」ということですが、
少しの攻撃性は、当てはまりません。
実際に自らや他人を傷つけた、傷つけようとしているくらいでないと
措置入院は適応されません。
③の措置入院が減っている理由のひとつに、自治体の懐具合があるようです。
措置入院は、全額公費でまかなわれるので、
経済状況が青息吐息の自治体では、以前よりも措置入院を認めなくなった、と耳にします。
そんな理由ってないんじゃないのー!
と憤ってしまいました。。