北海道で風力発電にとりくむグループ、熊本で行政をまきこんで交通政策の転換に取り組むグループ、そして環境省や自治体関係者(イクレイ日本)をパネリストに気候ネットワークの浅岡代表をコーディネーターにしてのパネルディスかションが京都市内で行われました。


私もその催しに参加、その後開催された市民団体交流パーティーにも出席させていただきました。


目標達成の見通しについて、今年の夏に行われた調査の中で、目標達成の可能性の上位目標と下位目標の差が1000万トンにのぼり、その差が自然エネルギーの動向であることが環境省の方から報告がありました。


一方、風力発電をめぐる状況は、10万トンの電力会社の募集に対して、市民団体から応募が100万トンにのぼり、やりたくても10に一つくらいでしか実現しないという厳しい状況とともに、やりようによっては自然エネルギーの割合を引き上げていく展望もあるということが北海道のグループから発表されました。


行政の側でも、国土交通省が、通勤をマイカーから公共交通にシフトさせていく政策研究にとりくみはじめたという動きもあるとのことで、明るい材料も提供されました。


浅岡代表からは、まとめとして、地球温暖化防止のとりくみに抵抗する勢力が存在しそれを乗り越えなければならないこと、同時に、それを乗り越えうる市民社会の確固たる合意形成が必要であることが指摘をされ、ますます市民の取り組みの重要性が浮き彫りにされました。


地球温暖化という角度とともに、その取り組みを成功させる鍵は、生活の向上・改善などといったいにすすめられるような方向というものが合意形成には必要であることを学ばされました。


うまくまとめられませんが、これが感想でした。