従来は留学向け語学テストとして開発されたTOEFL・IELTSですが、2020年度からの入試改革に伴い、国内大学向けとしても活用されることが決定されています。ただし、その際
TOEFL（1ポイント刻み）：0～120点満点 IELTS（0.5ポイント刻み）：0～9点満点
という2つの異なるテストの得点の換算表が必要になります。 文科省では他のテストも含め、以下のサイト対照表を掲載していますが、
TOEFL:120～95 = IELTS:8.0～7.0
TOEFL: 94～72 = IELTS:6.5～5.5
TOEFL :71～42 = IELTS:5.0～4.0
と、TOEFLでは20～30点分がひとまとめになっています。受験歴のある方にとっては「70点と90点台をまとめるかね～、普通？」と思われるでしょうね。
http://4skills.jp/qualification/comparison_cefr.html
これでは具体的な細かなスコアの換算は難しいですが、現状、一番精度が高いと思われるものにTOEFL作成団体ETSによる自動換算システムがあります。 TOEFLのスコアを入れると自動的にIELTSのスコア（バンド）に変換されます。トータルスコア以外にも各4セクション別の換算表もあります。 この換算は1153人の両テスト受験者からデータを取ったものなのでかなりの数値的な根拠があります。
http://www.ets.org/toefl/institutions/scores/compare
但し、両テストを採用している各大学（院）がこの表通りにスコアを要求しているとは限りません。 どちらがより「取り易いスコア」に反映されているかを要チェックです。
以前のETSはTOEFL以外のテストを意識したことなんて全くなかったんですが、ずいぶん変わったものです。IELTSに対する危機感の表れでしょうか。 いずれにしろ競争原理が働くことは受験者にとってはいいことです。
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