百億の昼と千億の夜
- 光瀬 竜, 萩尾 望都
- 百億の昼と千億の夜 (1)
柊さんに TBさせて頂きます。
えー柊さんの真面目なエントリに対して、何で漫画なんだよーというブーイングがきそうですが。(汗)
いや、私がたまたま漫画で読んだだけで、原作は光瀬竜の小説なので。(大汗)
原作は、やたらめったら難しいらしいんですよ。
漫画も難しかったですけどね。
コレを当時、少年誌(週間チャンピオンだったと思います)でやろうと思った萩尾さんと、それにOKを出した編集部は凄い。
私も読んだのは、連載が終わって何年も経って大人になってからです。
荒筋は難しいので、とても説明できません。(ああ…またブーイングが聞こえる)
まず主要人物は、仏陀以外は、悪役?な方ばかり。
阿修羅王、イスカリオテのユダ、まあプラトンなんかもいましたが。
彼らが宗教に対して疑問を抱いて…それが、創造主への不信感へと繋がって、更に宇宙の成り立ちまでに繋がって…というように壮大なスケールでして、哲学アリ、天文学アリな超難しい話なんですね。
哲学・天文学ともに、既に古い理論もあるみたいですが。(詳しい話は全くわかりません:汗)
で、何が柊さんのアップに繋がるかというと、intelligent design(知的設計論)なんですね。
「何らかの「知的設計」によって人間が生まれたとする」という考え方、これについては、私なんかには難しくて論じられませんが、「百億の昼…」では、これが宇宙の外からやってきた人になっているんです。
(わー危ねー!?と思った方…いるだろうなぁ…:汗)
エイリアンでは無いんですよ。
今の天文学ではどうなのか知りませんが、この当時の理論では、宇宙の果ては光速で膨張していて、その果ては良くわかりませんが(汗)、球体になっているらしいんですね。
その球体の向こうからやってきたモノが、この宇宙の創造から終焉までの壮大な実験を行っていたという話で…。
では、球体の向こうには何があるのか、そして、その向こうも球体になっているとすれば、その外は…と延々と続く気の遠くなるような話で終わり。(昔の記憶なので、多分、そういう話だったと思います。)
完全にネタバレでスミマセン。
話は逸れ捲くりですが、intelligent designを柊さんのブログで拝見した時に思い出したのが、この話だったのです。
以前にアップした「コンタクト 」に惹かれた理由も、恐らく「百億の昼と…」がベースに残っていたからだと思います。
数学というモノが宇宙共通のモノであるとしたら、それに対して何か神秘的なモノを感じるのですよ。
「1+1=2」が、宇宙の全てで通じるのは、当たり前といえば当たり前なんでしょうけど…。
今年はアインシュタインの相対性理論100年で、ブームになってますけど、彼が追い求めた「統一理論」にも同じようなモノを感じますね。
うーん…TBしても、柊さんがコメントに困りそうな中途半端なアップになってしまいましたな。
所詮、こんな深遠な問題にあやふやなアップをした私が悪い。
ここまで読んで下さった方、どうもありがとうございました。
長いっちゅーねん!?
あーでも、「百億の昼と千億の夜」は面白いですよー。(大汗m(__)m)