地域雑誌「谷中根津千駄木(谷根千)」其の34「都電20番線」
地域雑誌「谷中」根津千駄木其の34 都電20番線」
http://www.yanesen.net/archives/backnumber/034/
1992年(平成4年)の暮れに刊行
わあ、もう18年の年月が経過しているんですね、早いもの。
この号には、私も編集協力しております。
「谷根千」
去年。惜しまれながらその刊行を終えましたが
バックナンバーは購入ができます。
ただ、この「都電20番線」特集はもう購入できません。
古書店でも果たして置いてあるかどうか・・・・・
この「谷根千」との出会いは
19年前、この号の出る前年になります。
当時、20代後半ではありましたがまだ学生の身分を持っていた私
大学の生協の書籍売場でこの本を見つけたのです。
「小さな雑誌で町づくり」
http://www.fsifee.u-gakugei.ac.jp/gp/pdf/H18/report/p142-152.pdf
中古での購入しかできないようですね。
この本を見て、なぜかものすごく興味を覚え、買いました。
著者は、「谷根千」の編集メンバーで、作家、エッセイストの森まゆみさん。
内容は、「谷根千」の誕生ストーリーのお話。
この本が出る前までの「谷根千」のバックナンバーも紹介されています。
この当時、一旦は興味があまりなくなっていた鉄道趣味
それも路面電車に興味を再び強く持ち、愛好者サークルにも入会したとか
あったのですが、そういえば、この「谷根千」地区の中心的な通りである
不忍通りにも、その昔都電が走っていたな、「谷根千」では都電の特集とかは
過去にやったことはなかったのかなと思い、本を見て調べたのです。
どうも、都電の特集はこの「小さな・・・・」が出版された段階ではなかったようでした。
ふと思ったのです。
「都電特集と言うのをやってほしいな」と。
早速私は「谷根千」の出版元谷根千工房に連絡を取って
今は千駄木三丁目の須藤公園横にあるのですが
この当時は千駄木二丁目の、古い一軒家を借りて編集作業をしていた
頃の谷根千工房を訪れたのでした。
最初に訪れた時は、今でも覚えてますが
編集スタッフのメンバー、森さん、森さんの妹の仰木ひろみさん、山崎範子さん
3人ともいらっしゃってました。
これ以降、谷根千工房に、ちょくちょくと足を運ぶことになったのです。
森さんときちんとした形でお会いできたのは最初だけで
それ以降は滅多にお会いできる機会はありませんでした。
私が行った際に応対してくれたのは、仰木さんか、山崎さんでした。
都電特集をやるということになり、持っていた資料を持って行ったり
進捗状況を聞きに行ったりとかしていたわけです。
不忍通り、根津、千駄木界隈には
20系統(江戸川橋~須田町)、37系統(三田~千駄木二丁目)
40系統(神明町車庫~銀座七丁目)と三つの系統がありましたが
1971年(昭和46年)3月まで走っていた20番線の特集ということに
なりました。
私の持って行った資料(仲間の方から作ってもらったものですが)も
使ってもらえるようで、刊行されるのが本当、待ち遠しかったですね。
その出版を記念して、都電荒川線の貸切乗車会も行われることになり
これもどういうことになるのか、実に楽しみでした。
貸切乗車会とかの話は、また書きます。
それにしても、この20番線特集
もう入手できないと言うのは実に残念です。