昨年はメキシコの春の風物詩として、ハカランダ(jacaranda)という紫色の花をつける木を
ご紹介しましたが、
さりげなく、その横に寄り添っていることが多いコロリン(colorin)という木を今年はご紹介します。
ハカランダもコロリンも、早いものは1月末から今頃まで3ヵ月近く観賞を楽しめます。
高いビルが少ないので日照条件はそんなに変わらないはずなのに、
木によって満開の時期が全然違うんです。
ほぼ一斉に満開を迎える日本の桜のことを考えると、
なんてラテンらしい気まぐれな種なんでしょう!
昨年はあまり気にも留めていなかった、この赤い花。
それなのに今年注目したのは、食べられると知ったから('-^*)/
「コロリン」って名前もふざけてる・・!
今回ブログを書くにあたってネット検索してみたら、これ、どうやら
「でいごの花」らしいです!
「でえごーぉの花が咲きー」は春が来たことを示していたんかぁ!
モレーロス州のテポストランの青空市場で
売られていました。(スーパーではもちろん、うちの近所の青空市でも見たことないんですが)
この赤い花の部分と、くすんだ色のつぼみ?部分を茹で上げて、
メレンゲでとじ、揚げて
トマトソースで煮込んだものが
お味はなんか豆っぽい、たんぱくな感じ。
せっかく真っ赤な、食べられる花なのに、トマトソースで煮込んじゃうなんて
なんて情緒がないんでしょ・・
このプレートは、2月にテポストラン(Tepoztlan)のレストラン「Los Colorines/ロス・コロリネス」で
食べました。
ここ、地元の人から外国人にまで人気のレストランなんですが、
そう、店名がこの花の名前だというのは、この日気付いた!
たいして美味しくはないけれど、インテリアが可愛いので
覗いてみるのがおすすめです。
最後に大切かもしれないことを。
このコロリン(でいご)は全体的に毒を持った植物らしいです!
なので、このコロリンが体にあわない人もいるらしい・・
ネットで見かけた情報なんですけどね。
メキシコはなんでも自己責任になるので提供しちゃうんだろうけど、
もし興味が出た方は、そのあたり事前にチェックしてみてくださいね!