手作り飲むヨーグルト
私たちがアメリカへ引っ越してきて2カ月弱
慣れない初めての場所、しかも外国なので
不便だったり困ることも色々ありますが
楽しいことだって そりゃーいっぱいあります
スーパーで食料品を買うのもそんな楽しみの一つ
日本では見たこともなかったものもたくさんあるし
同じものでもサイズが全然違ったり
日本の食材が変にアレンジされていることがあったり…
と、行くたびに新しい発見がいっぱいで
本当に飽きません
私だけでなくワーニャも
週末ごとに一緒にスーパーへでかけては
新しい食材をみつけちゃ楽しんでいます
ワーニャは 新しい食材だけでなく
日本では買えなかった ロシアの食べ物が
買えることにも大喜び
例えば こっちに来て私たちが毎日飲んでいる
ケフィール
※日本ではケフィアと英語読みされることが多いようです
別名ヨーグルトきのこと呼ばれる
この飲むヨーグルトも
日本のスーパーではあまり見かけなかったものでした
いわゆる普通の飲むヨーグルトより
酸味があってとってもおいしい上に
体にいいといわれているこのケフィール、
ワーニャは子供の時から一番好きだった
ヨーグルトドリンクだったそうです
「一番好きだった」というのは
もちろん、ロシアは飲むヨーグルトの種類が
とっても豊富
例えばソビエト時代からあり、
ワーニャがよく飲んでいたものは
牛乳を自然に発酵させた
простоквашаプロストクワシャ
ライ麦の酵母を使った
ряженка リャージェンカ
他にも
варенец ヴァレニェーツ、
ацидофилин アツィドフィリンなどなど
一口に『飲むヨーグルト』といっても
それぞれ作り方も名前も違うものが
たくさんあるのだそうです
ケフィールを飲みながらそんな話を聞いていると
それぞれどう違うのか飲み比べてみたくなってきましたが
残念ながら いろんな食材が手に入るここででも
ケフィール以外は売ってる様子がありません
次にロシアに行った時に飲み比べするかー
なんて思っていると…
おお!
手作り可能!?
ワーニャによるとプロストクワシャは
飲むヨーグルトの中で 一番頻繁に飲んだもの
ワーニャの「よく作った」は
あてにならないような気がしないでもありませんでしたが
だって、こんなことあったし → こんなこと
とっても簡単だというその作り方の説明は次の通りです
まず、朝食に牛乳を飲みます
当時の牛乳はテトラパックの大きいものに入っていたのだそうです
ごはんの用意は仕事に行く前のママが
やっておいてくれていますが
おかたづけはワーニャの仕事
そして いつものように学校へ行き…
夕方、家へ戻ってくると…
しまった!
牛乳出しっ
ぱなしだった!
暑い季節はもちろん、
冬でも室内が暖かいロシアでは当時はソビエトですが
半日以上常温で放置した牛乳は
酸っぱくてもう飲めません
日本の牛乳より日持ちがしなかったということですが
均質化や加熱殺菌など 市場に出るまでの工程が違うせいかと思います
ひーえー、
開けたばかりの牛乳がもったいないー
でも大丈夫
酸っぱくなった牛乳は
さらに常温に放置しておくと
数日後にはプロストクワシャと
水に分離するから、
上に浮かんだ水部分を捨てれば
プロストクワシャができあがり
ってママに教えてもらったもの
そう、プロストクワシャは牛乳を牛常温放置乳するだけで
作れてしまったのです
というわけでかたづけ忘れた牛乳は
日当たりのよい窓際へ移動し
明日飲むための牛乳は新たに買ってくれば問題なし
そうすると 1週間もたつころには…
窓辺はプロストクワシャで
満員状態っつーわけです
毎朝牛乳を
しまい忘れんなよ…
というわけで たしかに少年ワーニャは
プロストクワシャをよーく作ったようですね…
補足
ちなみに せっかく作り方を教えてもらったのですが
当時のソビエトとは牛乳の成分などが違うでしょうから
残念ながら プロストクワシャ作りは断念します…
プラストクワシャ作りっつーても 単に腐らすだけですけど
みなさんも危険なので挑戦しないでくださいね!
---------------<追記>-----------------
10月の携帯待ち受けの保存ができない、
という方が何人かいらっしゃったので
PC版のようにyahoo photoにアップしました
コチラのページ一番下にリンクがあります → コチラ