栃木避難者母の会のブログ

福島県から避難してきたママ達がつながりを持って、安心して育児や日常生活を送れるように 自分の気持ちを大切に考えられるように 一人一人の声と言葉を大切にしています。福島事故の教訓を学び、伝え、二度と事故が起きないための活動をしています。


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先日は、楽しいお茶会&おしゃべりを無事に終了しました。10月は秋祭りや運動会など行事が多いため、お休みします。

11月~12月のお茶会のお知らせです。お茶

11/4(金)  お茶会  10:00~12:00   ランチ会はありませんが、飲み物・
                      お菓子を準備して待ってます。コーヒー
       場所   まちぴあ 
   

11/27(日) 餅つき交流会「いってみっけに行って食べっけ」 10:00~14:00  
        参加者はどの地域の方でもokです。(震災で福島から来た人)ドキドキお団子 
        
   場所   大田原市生涯学習センター(旧図書館)流れ星
        住所:大田原市本町1-2716-5
   会費   志100円~
   主催   とちぎ暮らしネットワーク、母の会、いってみっけ 
        福島しゃくなげ会
   

12/13(火) クリスマスランチ音楽会 プレゼント 
   11:00~ 開場  おしゃべり
   11:30~ 門馬さんより 福島報告雪の結晶
          清水先生より 証言集の感想紹介
   12:00~ 食事、歓談
    13:00~14:00 音楽ショー ちぇかと愉快な仲間たち合格
          ボーカル:Cheka アコースティックギター:イワサキカズヒロ
          ケルティックハープ,笛 :安生正人アップ   
    14:00~14:30 後片付け
    
  場所  tokoトコー 宇都宮市東町316-5  ☎028-661-0788 ブーケ1
  主催   とちぎ暮らしネットワーク、母の会

  *クリスマス会は事前予約が必要です。
  *詳細は、また記事をアップします。
 
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10/7~10 のあいだ、福島県二本松市の福島県男女共生センターで第6回市民科学者国際会議(2016):「チェルノブイリと福島の現実から」 の国際会議が開催されます。ちょっと難しそう?ですが、興味深いですね。低線量被曝の話もありますね。自由に心のうちを発言できるといいな。ラブラブ心の健康のために必要ですからね!!音譜

「市民科学者国際会議は、あらゆる政治、経済、イデオロギー、宗教から独立した自由な市民の活動として、東京電力福島第一原子力発電所事故による健康および環境への被害を最少化するための活動に取り組んでいる」そうです。ビックリマーク

開催日 2016 年 10 月 7 日 (金) ~10月10日 (月・祝)
会 場 福島県男女共生センター(研修ホール・ほか)
所在地:〒964-0904 福島県二本松市郭内一丁目196-1
主 催 市民科学者国際会議/Citizen-Scientist International Symposium on Radiation Protetion
共 催 ドイツ放射線防護協会/German Society for Radiation Protection
福島大学 芸術による地域創造研究所/The Institute of Regional Creation by Arts, Fukushima University

詳細は下記をご覧ください。
http://csrp.jp/csrp2016/

また、母の会でお世話になっております清水奈名子先生は10/9 9:35~に登壇されるようです。アップ

10/9 9:35-10:05
原発事故被災者の健康に対する権利とその危機的状況―栃木県からの報告―

頑張って下さい
!!
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夏休みも終わり、いかがお過ごしですか?今年は台風が、何回も来て、日々の洗濯物が乾かなくて 部屋も洗濯干しに覆われています。えっ 

今月は久しぶりにお茶会をしますので、いらしてくださいね。

日時  9/16(金) AM10:00より まちぴあ  フリートーク 音譜
          
           (住宅支援情報の変更点、ADR進行状況など)
         
           ~12時前に場所移動~

           12:00より  ランチ
            四季和彩 心(宇都宮市中今泉3丁目9-18)
                          
           *とちぎ暮らしネットワークの助成金
             ―福島県帰還支援事業―を受け開催

対象者   福島事故より、避難してきた人。

参加希望者は、9/9まで、ご連絡下さい。 
       連絡先 大山 電話090(5189)5616

共催 とちぎ暮らしネットワーク  代表 鈴木奈津子

皆さんに会えるのを楽しみにしています。ラブラブ
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この本は、多くの人に読んで頂きたい、学んで頂きたい一冊です。
まず、黒川清さんのプロフィールです。年齢は80歳。(とても若々しいです)東京大学医学部卒業、アメリカUCLA内科教授、東大内科教授、東海大学医学部長、日本学術会議会長,内閣府総合科学技術会議議員、内閣特別顧問、WHOコミッショナーなどを歴任。

黒川氏は、福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)の委員長を務めました。当時、行政として内閣が設けた事故・調査委員会もありましたが(政府事故調)、これとは別に国民の代表である国会(立法府)に、行政府から独立し、国政調査権を背景に法的調査権を付与された、民間人からなる調査委員会が設置されたのは、国会事故調で、わが国の憲政史上初めてのことだそうです。
(後に書かれてますが、イギリス財務省の方から日本の憲政史上初と言うことに驚かれたと。イギリスでは年に2~3の重要な案件について独立調査委員会が進行しているとのこと。)
事故調の、基本姿勢について、最も私が感動したのは、国会で辞令交付の2011年12月8日の氏の挨拶です。
「今日は、12月8日、真珠湾攻撃70周年の日です。毎年8日には太平洋戦争を経験し、生き残った方々の証言集などを特集したテレビが放送されます。そこでは、時々責任ある立場の人達の『わかっていたけれど言えなかった』という趣旨の発言が繰り返し出てきます。福島第一原発事故についても同様に、多くの国民が『あれ、どこかで聞いたセリフだな』と思っているに違いありません。つまり、多くの国民は太平洋戦争に関する発言とよく似ている、責任ある立場の人たちが、また、同じことを繰り返している、失敗から学んでいないのではないか、と、直感的に感じている。そのことを考えてみたいのです(概要略)」
これは、私自身の問題意識と同じです。氏の活動と思索の展開に、歓喜しながら読み終えることができます。

 事故調メンバーは黒川氏を除いて以下の通り。各政党の推薦人を調整した人選となっていた。任期6か月。他にもたくさんのスタッフがおり、「個人」として独立した精神を持った人にお願いしたようです。
 
石橋克彦(地震学者、神戸大学名誉教授)
大島賢三(国際協力機構顧問、元国際連合大使)
崎山比早子(医学博士、元放射線医学総合研究所主任研究官)
櫻井正史(弁護士、元名古屋高等検察庁検事長)
田中耕一(分析化学者、ノーベル化学賞受賞)
田中三彦(科学ジャーナリスト、元原子炉エンジニア)
野村修也(中央大学法科大学院教授、弁護士)
蜂須賀禮子(福島県大熊町商工会会長)
横山禎徳(東京大学エグゼクティブマネジメントプログラム推進責任者)

 第1部は、事故直後から黒川氏が考え行動したこと―― 国内では情報が出なかったが、海外の友人のツイッターを通してアメリカ側の迅速な動きがわかり、判断ができたこと、世界同時に情報を共有できるウェブ時代だからこそ、海外情報を容易に確認でき、客観情報だから、緊急時には国内情報より頼りになることがある、ウエブには社会の在り方を根本的に変える力があると強く感じた。原発が世界推進の流れだった時代背景と、世界第3位の経済大国で「(科学)技術大国日本」で原発事故が起きたことに世界は驚愕し、大きな衝撃を受けた、また、放出された放射線が世界へ広がり、恐怖心を与えた違いない。さらに、海外でも、福島事故の分析、検討、調査が進み、ブログやフェイスブックでどんどん広がり、その結果、日本は世界からの信用を急速に失っていった、ウエブでつながるグローバル社会では、全てのプロセスで透明性は避けて通れないが、日本の政治も産業界も学会もメディアも真実を隠しているのではないかとして、信用を失った。いったん失墜した国家の信用を回復するために独立した国際的な調査委員会を立ち上げ、福島第一原発で一体何が起きたのか検証し、そのプロセスを世界に公開する。この不幸な事故の教訓を世界の共有財産にしていかない限り、日本国家の信用失墜を止めることはできないと考え、どうすれば政府から独立した国際調査委員会を創ることができるか、3/15頃から、全米科学アカデミーとメールで意見交換を始めた――などが書かれています。
 そして、国際的には、イギリスのBSE問題で(羊の病気で牛にも出て、人間にも感染するのではないかと大問題になり、イギリス政府は人間にうつらないと宣言したがその6年後、人間にうつった),EUが中立性を担保する科学運営を設立、HPで情報公開、国がいったん失敗したら中立性と客観性を徹底しなければ信じてもらえない。活動に関わる全ての情報を透明にするというプロセスが大事だと言うことを知っているので、黒川氏は、国際的な調査委員会を立ち上げる必要性を政府関係者に伝えます。
 1部にはその他、委員会全体に関する基本的な考え方や、進め方、調査報告書、メディア対応などが書かれており、中でも、原子力規制に関わる責任ある立場の人たちの責任感の欠如、不遜さは、読んでいて、大きな感情を揺さぶられずにはいられませんでした。

 第2部は、国会事故調の活動や報告書が我々に突き付けた、広い意味での日本社会の問題点、国会事故調を通した学びからくる考察で、事故の原因は今までの「日本式システムの限界」であると確信した部分の説明です。国家の危機が目前に迫っても対応できない日本人的システムが、メルトダウン化していることへの危機。集団浅慮が日本を滅ぼすとして、警鐘を鳴らしています。
 福島第一原発事故の根源的な原因はこれまでのような日本の社会構造を受容してきた日本人のマインドセット(思い込み)になった、とも言える。この事故に学び、日本が変わるためには、一人一人のマインドセットを変える必要がある。国会事故調査報告書は、その点を指摘したのだったと。
 この第二部が圧巻なので、一部を紹介します。

 日本の組織には、何かを変革しようとする時に、異論を言いにくい雰囲気がある。特に大企業や役所のように、「単線路線」を当然と思い込んでいる組織には、同質性の非常に高い人ばかりが集まっているため、異論がでにくい。自分だけ「個人」として突き抜けることが恐ろしいため、互いに周囲の顔色を窺いあい、皆の意見に合わせようとするからだ。
 いわゆる原子力ムラのような排他的かつ同質性の高い組織にも異論をなるべく排除しようとする関係者の独善的なマインドセットがある。
 こうした意思決定パターンをグループシンク(集団浅慮)という。
 グループシンクについては、宇田左近氏(黒川氏が、事故調の調査統括に白羽の矢をあてたのが、宇田左近さんと言う方で、マッキンゼーを経てコンサルタントとして企業変革をしてきた人で郵政改革など多くの政府組織改革で活躍)の著書『なぜ「異論」のでない組織は間違うのか』が大いに参考になる。
 この本で検証された「集団思考型マインドセット」は、実に根深い問題である。
組織や社会構造、横へ動きにくい社会制度、そして多くの日本人がこの構造を認めている(つまり常識としている)ことなどがあり、異論を言いにくく、周りに同調する無言の圧力が大きいことを指す。
 従って、クリティカルシンキング(批判的思考)、ロジカルシンキング(論理的思考)がもてはやされても、そのような習性は、日本の組織、特に役所や大企業は、形成されにくい。

 同質性の高い人たちばかりで集まってグループシンクに陥ると、異論を受け入れ難くし、時として飛んでもない大間違いをしてしまう。

 ベトナムへの軍事介入政策について、優秀な人たちであるにも関わらず、異論を言いにくい雰囲気があり、政策を誤り、戦争を泥沼化させてしまった例を提示。

 ウィキペディアの「グループシンク」の項目には、心理学者アーヴィング・ジャニスが定義した概念が引用されている。それによると「先行する条件」「集団志向の兆候」「欠陥のある決定の兆候」が見られるときに、グループシンクが現われると言う。
「先行する条件」としては、〈①団結力のある集団が、②構造的な組織上の欠陥を抱え、③刺激の多い状況に置かれる。〉ことである。このような集団の構造的な組織上の欠陥には〈メンバーに発言の機会を平等に与える公平なリーダーシップの欠如、整然とした手続きを求める規範の欠如、構成員の社会的背景とアイデンティテイ(性別、年齢、性差、国籍、文化など)の均一性など〉がある。〈また刺激の多い状況とは、リーダーの意見よりもよい解決策が望めないような集団外部からの強い脅威などのことを指している。〉
この「先行する条件」があるとき、次のような「兆候」を示し始める。3つの類型に分けられるようだ。

 第1類型 自分達の集団に対する過大評価。自分たちの組織は「つぶれない」「無謬である(間違いがない)」などと思ってしまう幻想や思い込み、集団固有の理屈に対する「論理的でない信仰的」信頼などである。
 
第2類型 組織内に閉ざされた意識。集団による自己弁護、集団外部に対する偏見、差別などが具 体例としてあげられている

第3類型 同調への圧力。自分の意見が集団内の明白な合意から外れていないかを自らが検閲する 行為や、決定が多数派の見解と一致するよう留意すること、全会一致の幻想、決定の論理性、 効果に対する自己満足を妨げる情報が集団に伝わるのを防ぐ成員の出現など。

 集団浅慮の兆候を示す3類型のうち、いずれか、またはすべてに当てはまると、集団内の合意形成の努力の結果として、欠陥のある決定を下すことが多くなる。
〈その兆候とは、①代替案を十分に精査しない。②目標を十分に精査しない。③採用しようとしている選択しの危険性を検討しない。④いったん否定された代替案は再検討しない。⑤情報を良く探さない。⑥手元にある情報の取捨選択に偏向がある。⑦非常事態に対応する計画を策定できない。〉

 中根千枝氏が指摘するように、特に日本人の組織では基本的な思考が部分最適になりがちでもあり、意図しなくても部分最適から出てくる情報だけがあがることが起こりやすい。結果として、上に必要な情報は出てこない。意図して握りつぶされる例もあるだろう。このように意図してでも、意図しなくても、情報を上とも横とも共有しないのは、どの組織にもおこりうることだ。

 国会事故調は、このような組織的にグループシンクが起こりやすい社会的、文化的な要因が日本にはありはしないかと問いかけている。

 グループシンクの愚は、世界共通の課題だが、特に日本では根深い問題で福島第一原発事故はグループシンクの愚によって引き起こされたものと言える。
氏は、2012年「世界の思想家100人」の一人に選ばれたが、その選考理由として、次のように紹介されていた。「この内向きの国=日本に向かって、集団浅慮をしていると国が亡びるぞ、とあえて指摘した」と。
 「国が滅びる」とは、「取り返しのつかない大きな過ちに結びつく」と言うことだ。特に日本は異論を言わないカルチャーなので、その危険性がかなり高い。
 アメリカの授賞式で、黒川さんは、「日本の政治の意思決定は歌舞伎だ」と述べた。
「言うまでもなく、歌舞伎は非常に洗練された芸術です。ただ、そこで演じられるのは、きらびやかな衣装や化粧で彩られた虚構の世界。日本の原発政策は、政府、原子力産業、さらに国内メディアも取り込んだシナリオができていて、皆が一体となって、シナリオ通りに演じていました。まるで、歌舞伎のように。そうやって、日本国民を騙してきたことが、今回の福島第一原発事故ですべて露見したのです」 
 歌舞伎は素晴らしい古典芸能だが、国家の統治、企業の統治がそれでは困るのである。
この周りを窺って異論を唱えないのは、同調圧力に屈しているからだが、空気を読み、自分が疎外されたくないために、いじめる側にまわってしまうなども、同調圧力の結果だろうが、これは3歳以前の早い段階からと考えられる。同調圧力に屈しないマインドを軽視するためには、日々の生活の中で「自分の本音とはいったい何だ、自分は何をしたいんだ」と考え、ちゃんとものを言える練習をしなければならない。同調圧力は、外から来るものではなく、自分の頭の中にある。

 後半では、福島県の2人の偉人、二本松の朝河貫一先生、会津の山川健次郎先生のエピソードが紹介されています。朝河先生は日露戦争のさなかに膨大なデータを集め、種々の状況を分析して、「この戦いは日本に正義」のあることを英米両国で発表(『日露紛争―その諸原因とその諸争点』)、この論文で英米が日本を支援する根拠になり奇跡的に勝利した後に、アメリカ・ルーズベルト大統領仲介によりポーツマス条約を成立させる要因となった。朝河は太平洋戦争において、日本は満州での行動をすぐに正さない限り国際社会での信用を失い、将来的には中国の恨みを買い、必ずアメリカと衝突して負けるだろう、と看破。そのことをリーダーたちに訴えるために「日本の禍機」を1909年に出版し、日露戦争のわずか4年後に、日本が辿っていく道を的確に予測し、警告を発した。
 日本の「リーダーたち」の周囲には、強引な大陸進出政策に異論を唱える人がなく、皆、政府のやり方に「服従」していたということだ。朝河は、そうした「服従文化」が国を破滅に導くことになると、あえて声をあげた信念の人である。異国の地で、政府や企業と関係なく、「独立した個人」の立場で長く「外」にいるからこそ見える日本の実情。日本の「リーダー」に切々と訴える愛国心。14年間、アメリカで暮らした黒川先生には、それらが良く理解でき、心打たれたと書かれている。
 山川健次郎先生は、15歳で白虎隊に入隊、鶴ヶ城で生き残り、18歳の時に国費留学でイェール大学で正式に入学、物理を学び、正式に卒業した初めての日本人。明治時代の物理学を立ち上げた。第6代東京帝国大学総長となった。会津出身ということでさまざまな苦労をしてきた彼は、学生を非常に大切にし、学生が山で遭難して亡くなった時は、すぐに家族のもとに駆けつけ、謝罪したという。東大の戸水教授が、過激な講和条約を主張し、文科省から休職処分を受けたことで、戸水が所属する教授陣が「大学の自治と学問の自由を侵すものとして」猛反発し、処分撤回と復職を求め、この責任をとって、山川は辞任。博多の明治専門学校校長、九州帝国大学の初代総長になった。
 この九州時代に、明治天皇が乗車予定だった列車が脱線事故を起こし、陛下を足止めしたと自責の念に駆られた鉄道員が自殺した事件が起きた。自殺した鉄道員の顕彰碑を建立する話が持ち上がった時、山川は、「福岡日日新聞」に意見記事を出した。この脱線事故では死傷者が出ていないにも関わらず、陛下に対してとんでもないことをしたという理由で自ら命を絶つのはおかしい、私は顕彰碑の建立に反対する、という趣旨の意見記事です。当時、このような意見を公にするには、非常な勇気が必要だった。山川は決して「反天皇思想」の持主ではなく、愛国心は人一倍強かった。しかし、日本の学問をリードする帝国大学の総長として、「命は大切にしなければいけない」という意見をはっきり表明したのだ。そうすることが帝国大学の長の責務だと信じて。しかし、この意見記事は「不敬」であるとされ、一大バッシングが巻き起こったが、山川は最古まで屈しなかった。
 
以上が、書かれている内容です。

ここから、私(主婦)の意見です。

「独立した個人」として「責任」あることを言わなければ、身も安全で、メンツも守られるのだろうが、福島事故以降に問われているのは、「人として」の良心です。

人の命は お金の価値より低い。そんな価値観が、原発事故の根底にはある。

「わかっているけど、言えなかった」
「現場で起きていたが、上層部には、伝えられていなかった」

日本人の組織や集団でよくある目にする日常的な体質が、この事故の大元の引き金になった。
こうした日本人全体に突き付けたこの事故の本質にこそ、目を見開いて考えて欲しい。

権力にすり寄って立場を守ろうとする政治家、会社役員、専門家が何と多いことか。
上辺だけの、すり替え政策のなんと多いことか。
組織防衛が優先し、事故を検証しないナルチシズム的体質、服従の文化は、日本を破滅に導く。

勇気を持って、未来のために、声をあげてくれた、故浅河貫一先生はじめ、故山川健次郎先生、黒川清先生のように、この本は、ある意味で、死を通り越してのメッセージになっている。
率直に、その魂に感動をする。

事故以降、政治的には、福島事故を忘却し、国民の関心を東京オリンピックに向けさせ、国家主義の台頭が着々、進んでいる。過去を検証できない社会では当然かもしれない。
 
暗い時代の中で、このような骨太い言論に出会うことができ、確実に希望の光を受け取ることができた。素直に歓喜と感謝が湧いてきた。

「グループシンク(集団浅慮)は、日本を滅ぼす。」

この真実を、身を持って、一人一人の内面に届いてほしいと思います。


参考までに、「規制の虜」の名前の由来は 145ページあたりに書かれています。
「全身CTスキャン」により、東電や東電傘下の公益事業者、政府、官僚、規制当局、大手メディア、学者、研究者、、有識者などが、国民のためにするべき管理、監視、規制といったそれぞれの役割をはたしてこなかったことも明らかになった。相互のチェック・アンド・バランスが働かない社会になっていた。同じような構図は振り返ればあちこちにある。20年間も日本経済が停滞が続いている理由の一つではないかと、私は思っている。特に歴代の原子力安全・保安院と東電との関係では、規制する側と規制される側の立場の逆転現象が起きていた。国民の安全や利益のために、組織された規制当局(原子力安全・保安院)が次第に国民の安全や利益のためではなく、事業者(東電)のために機能するようになっていたのだ。こうした逆転現象が起こる要因として、主に次のようなことが挙げられる。

① 情報の優位性:原子力に関する知識は現場から生まれてくるものが多いため原子力安全・保安院は知識についてどうしても事業者の後追いになり、東電側が優位になる。我々が、過去の経緯を分析していく中でも、原子力の規制には電力会社が大きな影響力を持つ一方で、規制当局のトップは、ほとんどローテーションで動いていくため、ヒアリングしても原子力に関して素人のような人たちばかりで、よくわけがわかっていなかった。

② 日本のエネルギー政策が原子力発電推進をベースとし、「推進の中での安全」を前提にしていたこと

③ 原子力安全・保安院は経産省の一機関なので規制についてあまり強く言うと、上から何らかの圧力がかかる可能性もあったこと。その結果、東電が原子力発電に関する規制について、何か要望を出すと、原子力安全・保安院は初めのうちは、いろいろと注文をつけるが、最終的には、出てくる規制は、東電が要望した通りになている、ということがこれまでにしばしば起きていた。

このような状況を、どういうフレームワークで説明すればわかりやすいか、報告書の作成が佳境に入った2012年月、数人で議論した。「もたれあい」「なれあい」どうもしっくりこない。そのうちに、若いスタッフがこれは、「Regulatory Capture(規制の虜)じゃないですか」と言い出したので、すぐウエブで調べてみた。「規制の虜」とは政府の規制機関が規制される側の勢力に取り込まれ、支配されてしまう状況を指す経済用語だ。シカゴ大学のジョージ・スティグラー博士が研究し、1982年にノーベル経済学賞を受賞した。規制の虜は政府の失敗であると定義されている。
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子供の友人が沖縄に旅行に行って、ちんすこうのお土産を頂いた。コクがあって、素朴なお菓子でとても美味しい。にひひ
このお菓子を見て、沖縄の人を思った。ひらめき電球
基地問題に揺れて、日本の防衛のための、軍事基地がたくさんあって、もう基地はいらないと、沖縄では、壮絶な反対運動をしていると聞く。アップ

沖縄の人たちの気持ちを思うと、涙がでる。

現地に行っているわけでもなく、どこまで理解できているか不明だが、言葉にならない怒りや、悔しさは通底するものがあると思う。DASH!

沖縄ばかりに負担と犠牲を求めるのではなく、国民全体で、議論しなければならない問題だと思う。
スケープゴートとされる側の立場にたって物事を考えて欲しい。あし
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