私が運営管理している、黄金町エリアの「ステップ・スリー」では、黄金町エリアの初音町で画家として生活していた小幡春生さんの展覧会を開催しています。
小幡春生さんは、1920年に千葉県成田市で生まれます。
1945年にはシベリアで抑留されますが、その後生還し、横浜市で画家として生活していきます。
横浜では、横浜の民話の挿絵を描いたことでも知られています。
複製画、直筆の日本画、ご自身の戦争体験やきいた話をもとにした戦争画、挿絵の下絵など細かい作品も含めて展示しています。
黄金町秋のバザールに時期を合わせての開催しています。
9月29日(金)〜10月29日(日) 11:00〜19:00
10/2、10、16、23休 入場無料
ステップ・スリー(横浜市中区日ノ出町2-158)
私が小幡春生さんという画家を知ったのは、黄金町エリアで「ちりめんや」というお店の運営をしていた頃でした。(2010年〜2013年)
ここのご近所の泉美容室さんのお父さんが、画家だったのよ。
と、地域の方に教えいただきました。
当時、何点か作品を見せていただき、紹介できるように、黄金町バザールにプランを応募しましたが、落選しました。
ですから、10年越しの思いが実って、今回の展覧会が実現しました。
今年の7月に千葉に作品を寄贈された直後でしたので、手元にあるものだけでもよいからと、展示をさせていただきました。
とにかく、画力がすごいです。
今回、初めて拝見したのが、ご自身の戦争体験と、人からきいた戦争体験を絵にした戦争画でした。
悲惨で悲しい内容の絵ですが、画力が柔らかく素晴らしいので、かえって目を背けることなく戦争について改めて考えさせられます。
訪れる人みなさん、感心して帰ります。
ご近所の方がお話する小幡春生さんの生前のエピソードもユニークで、いい対話ができています。
ぜひ、直接ご覧ください。