いつも「その人次第」とはぐらかしてきましたが、今回はちょっと正面から向き合ってみましょう。
まず開業者が独身のマンション一人暮らしだとしましょう。
生活費事務所運営費もろもろ考えて、その人がごく普通に生活をしようとすると最低月20万円、できれば25万円はほしいところです。
では、どれぐらいの仕事をとればいいのか?
よくある建設業、車庫証明で考えると・・・
・建設業
報酬は5万円~10万円。間をとって7万円ぐらいとしましょう。
・車庫証明
報酬は4000円~8000円あたり。6000円としましょう。

・答え
月に建設業を3件、車庫証明を5件。
又は、
月に建設業を2件、車庫証明を15件。

ちょっと安めに設定してますが、ぶっちゃけさらに値切られる可能性があるので、仕事量はもっと多くなるかもしれません。
個人的な感覚でいくと、月2、3件の建設業許可、又はそれクラスの仕事を安定してとるためには仲のいい中堅以上の税理士事務所が3、4件はいります。
もちろん大手なら1件でも賄えるかもしれませんが、普通は他事務所と競合しますからね。
車庫証明は、いまなら3支店はないと15件は安定しないかもしれません。やっぱり競合しますから。
多いと見るか少ないと見るかは人それぞれでしょうが、基本「相手にされない」ということを考えると、なかなか難しいのではないでしょうか。
自分の結論としては、「食っていくだけならもっと楽な商売はいくらでもある」ですね。
大手の新卒の給与抜くのだってこれだけ大変なんです。
そりゃあ勤めてるほうが効率はいいですよ。
自分の好きなことを好きなだけやってお金をもらえるのがこの商売です。食う食えないといった効率的なものさしではかること自体おかしい。
効率的にやりたいのなら人を集め、先行投資しましょう。まぁ、その結果自由はなくなりますけどね。
食べていけるかどうかで悩むなら保留するか、あきらめることをお勧めします。