先日の相場概況 | 8-88のブログ

先日の相場概況

主要指標 11月14日
nyダウ
12078.98 ▼74.70
nasdaq
2657.22 ▼21.53
ドル円:ny時間17時
77.07 -77.09
ユーロ円:ny時間17時
105.05 -105.09
cme日経平均先物(円建て)
8575
日経平均前日終値
8603.70 △89.23

米国株、3日ぶり反落 イタリア財政再建巡る不透明感が重石 日本株は円高懸念などから軟調な展開か 

週明けの米国株式市場は反落。ダウ平均は前週末比74ドル安の12,078ドルで引けました。イタリア政府はこの日の5年物国債入札を実施、予定通り30億ユーロを調達しましたが、落札利回りは6.29%とユーロ導入後の最高水準となりました。モンティ新政権による財政再建に対する市場の不透明感は依然として強く、株式市場では利益確定売りが優勢となりました。

イタリアの債券利回りが再び上昇したことを嫌気して金融株が売られました。ダウ平均構成銘柄ではバンク・オブ・アメリカとJPモルガン・チェースが2%超下落して騰落率の最下位を争いました。上昇率のトップはボーイング。アラブ首長国連邦(UAE)ドバイのエミレーツ航空から大型機50機を受注したと週末に発表し買いを集めました。著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハザウェーが100億ドルあまり所有していると明らかにしたIBMは朝方上昇したものの小安く引けました。

外国為替市場では東京引け後に円高が進み、欧州市場で一時1ドル76円82銭と直近の円売り介入後の高値を更新しました。その後、ニューヨーク市場では再び77円台に戻して帰ってきています。

本日の日本株市場は根強い欧州債務不安と円高懸念などから軟調な地合いとなりそうです。日経平均は8,500円から8,600円程度のレンジ内で小動きが予想されます。欧州のGDP統計などの発表を控えて様子見気分が強まりそうです。