ガンと闘う少女のアイドルはエルヴィス....(EP 68) | エルヴィス・プレスリーは永遠!! -Elvis,Always on my mind-                 
1972年4月19日、8歳の少女の夢がかないます。

この少女は1971年のクリスマスにガンと判明し、片足切断とおしりの肉の一部切除という
大手術を受けますが、ガンは肺にまで転移しておりました。
手術後はニューメキシコ州サンタフェで闘病生活を過ごしておりました。

少女は4歳の時からエルヴィスの大ファンでした。
1972年の初めに、ニューメキシコ州アルバカーキでエルヴィスが公演することが発表されました。
娘のために母親は切符を手に入れますが、公演が近づくにつれ容態は思わしくなく、110キロを
移動するのは困難との事態に陥りますが、病院側が少女の一途な願いを慮り、特別許可がでて、
エルヴィスの公演に行けることになりました。

アルバカーキ新聞の手助けもあり、この少女はショーの合間にエルヴィスの楽屋に招かれ、
あこがれのエルヴィスに会うことが出来ました。
やって来た少女の姿を一目見るや否や、エルヴィスは少女の前にひざまずき、少女の両頬にやさしく
キスをし、耳元で「君はとっても美しいよ」と、ささやきました。
少女は感動のあまりしばらくはしゃべることも出来ませんでしたが、やっと持参したポスターを
はにかみながら差し出しサインをもらいました。

ショーの時間となり、少女は楽屋を立ち去りますが、その時にエルヴィスは他に何か欲しいものは
ないかと尋ねました。少女はエルヴィスに自分のために1曲歌って欲しいとお願いします。
エルヴィスはやさしくこう言います。「勿論だよ。楽しみにしていてね」
そして後半のショーで、"You Gave Me A Mountain"を少女に捧げました。


当日のライブ盤ジャケット。


少女に話しかけるエルヴィス。


少女が持ってきたポスターにサインするところ。


「愛を込めて、エルヴィス」とサインをしてもらい喜ぶ少女。





当日の公演中の一枚。


歌は勿論"You Gave Me A Mountain"です。お聴き下さい。




END