すんごいプライベートな話になるんだけれども、今、世の中に少なくとも1人、僕のことを殺したいくらいに憎んでいる人が、確実に1人いる。
今日突然電話がかかってきて改めて、殺したるからな、と言われたのでまず本気なんだろうな。
事の発端や経緯を話すのはフェアじゃないし、
今ここで書いてもなんの意味もなさないので書くつもりはないが、
32年間生きてきたのでいろんな人と関わってきた。
その中の1人とたまたまウマが合わず、結果として僕の人生がグッチャグッチャのボロボロになって欲しいと心から思っている人となってしまった。
僕は気の小さなヘタレなので、
人に殺すなんてことはおろか、悪口の1つも言えないし、そんな悪口すら思いつかない人間なので、
電話口でも『殺す』と言われると正直怖い。非日常がドアを蹴破って土足で入ってきたみたいで怖い。
ヘタレなのでなるべく人に嫌われないように生きてきたつもりだった。
就学期間中はなるべくマイノリティーにならないように。
先生から不良と言われないよう努めてきたし、
社会に出てからもなるべくたくさんの人の輪に入って、その中で笑うよう努めてきた。
それでもたまにウマの合わない人はいたけれども、
お互い大人なので、接点を持たないようにすることでお互いの平穏を保つようにしてきた。
その怖い人ともそうなったつもりだった。
ただ、時間とは怖いもので2年間という空白は互いのセーフティーゾーンをぼやかしてしまい、
どちらが先、というわけではないがその聖域を冒してしまったわけだ。
僕は日常をただ生きてだだけなのに冒してしまったらしい。
こうなってしまうとまたヤな日常が始まる。
僕を含め、親兄弟や友人にさえも危険が及ぶ恐れがある。
なぜならその人は僕の人生を壊したいわけだから。
親兄弟を殺すと言われることほど屈辱的なことはない。
自分の身はまだしも、自分の責任で大切な人に危害が及ぶ可能性がある、というのは
実際に直面すると恐怖以外何物でもない。
何度も言うが怖い。
なるべく人に迷惑をかけず、
やっとこさ仕事を見つけ、
好きな革細工に勤しむ私を
頼むからそっとしておいてくれないか。
何事も起きないことを祈ってこの文章を認めることにする。
殺されたくはない。