本日は朝から「花園教育実践報告会」に塾長Mと行ってきました。

もちろん教育現場でのICTの活用に関心があって行ってきたわけですが、正直、おそらく多くの大人たちがそうであるように、そのICTの活用に懐疑的な部分もありました。

単純に、教師はタブレットや電子黒板をスムーズに活用できるのか、タブレットで生徒たちは関係のないことをしだしたりするんじゃないか、目が悪くなるんじゃないか(笑)、紙に書かれていない情報は、知識として定着することなく、単なる情報として流れていってしまうのではないか、などなど。

で、本日の報告会に行ってきたわけですが、先生たちは随分とうまく活用されていて、私が想像していたメリット(例えば社会科や理科でのインターネット情報や動画サイトの活用、小テストのリアルタイムで正答率の集計など)も想像以上にスムーズに実践されていました。例えば、「ここでこの動画を見せる」「ここでこの画像を見せる」「ここで班でタブレットを使いながら話し合いをさせる」「最後に今日の授業のwebテストをさせる」「そこで正答率の悪かった問題を解説して終わる」「定期試験までにwebテストで満点取れないと呼び出し&補習」など、かなり周到な準備があってこそなせるわざだと感じました。

で、学生たちはというと、想像以上に積極的に授業に取り組んでいました。従来のひたすら板書を写す授業ではなく、電子黒板や自分のタブレット上の映像や画像に関心を示し、話し合いでもみんなが積極的に発言しているのが印象的でした。きっと眠たくなる要素も暇もないのでしょう。授業が単調ではなく、授業に変化が生まれ、その変化の付け方が教師の腕の見せ所なのかなと感じました。

その日に習ったことをその場で5分程度でwebテストによって確認できることは、実際に見てみると思った以上に知識の定着に効果的だと感じました。

毎回の授業後に、(やりたいと思っても)プリントでの小テストでは、解いて、答え合わせして、回収して、集計してなんてやる時間はないですよね…

また、公開授業にはオンライン英会話やイマージョン授業(英語に浸らせることで自然と習得させる授業)もあり、ネイティヴによる(英語での)数学の授業などを見ているとリスニング・スピーキング効果だけでなく、単語の文脈判断や文化理解にも効果的だと感じました。

これからの教育現場の方向性が見られたというか、私自身実際に目の当たりにして納得できました。



さて、TMゼミにどう取り入れていくか、あまりのんびり考えている時間はなさそうだ。