レビュー:UHP336(ALTEC LANSING) | (´・ω・`)

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2018年年末をもってアメブロでの投稿を止めました。またどこかで・・・。


【使用環境】
NW-A16に直挿し。特に生活音の聴こえない環境で使用。

【デザイン】
 Super.fi 3 Studio(UE)が元になっているため、ハウジングの形状は酷似しています。長方形のような細長い形状で、当イヤホンを装着すると耳穴に何かが刺さっている、凄く機械的な見た目となります。特に、このイヤホンはハウジングがマットな質感なので、お世辞にもデザインが良いとは言い難いです。

【音質】
 周波数特性的なバランスは、高音が多めのカマボコです。低音の質感は軽く、深いところは聴こえないものの、必要十分な量は聞こえます。中音域は特に量が多く、解像度や分離が良いです。その分、女性ボーカルだと聴き疲れしやすい難点もあります。カマボコな割に高音が多めで、ややピーキーな音質です。
 全体的な解像度は、高いです。音の定位感や分離具合も良好ですが、低音域についてはあまり期待できません。
 音場の広さは、やや広め。UEのイヤホンは横より縦や奥行きの表現が上手く、当イヤホンも例に漏れず自分の頭を中心として
全方位にやや広めな音場が広がっているように聴こえます。

【フィット感】
 イヤーピースとケーブルのイヤーハンガーで支えるようなイメージです。本体が軽いので、フィット感は悪くありません。ちなみに、ダブルフランジを装着しても、比較的浅いところで固定されます。

【タッチノイズ】
 ケーブルの材質が非常に硬く、尚且つ非常に癖が付きやすいので、タッチノイズはやや大きめです。しっかりとイヤーハンガーを整形できれば、ある程度改善できると思います。

【外音遮断性】
 付属のダブルフランジ装着時では、高いです。ウレタン製イヤーピースを装着すれば、非常に高くなると思います。

【音漏れ防止】
 あまり調査していませんが、少ない方だと思います。

【携帯性】
 付属のケーブルが非常に癖が強いため、携帯性は高くありません。ハウジングのコネクタ部を見るに、ハウジングとケーブルをしっかり固定できる専用ケースを用意できないと、持ち運びは不安になります。

【総評】
 1万円付近のBA機としては、良い品だと思います。フルレンジ1つ搭載のBA機の常として中音域が主となりますが、低音も高音も十分な量を鳴らします。高音の量がやや多めなので、一般的なPOPsのリスニングであれば十分に楽しむことができます。一方で、ロックやEDMのような低音が多いジャンルやボーカルレスな音源には向かないと思います。
 汎用機とは言い難く、またケーブルの質が宜しくありません。珍しい音質ではあるので、当イヤホンを普段使いしないような色んなイヤホン・ヘッドホンを持っている人向きでしょうか。

【備考】
比較に用いたイヤホン…W20、UE900s
・初回レビュー執筆時点では、24時間ほどホワイトノイズでエージングした程度の状況。

・10Pro(UE)向け2pinケーブルでリケーブル可能。
・生産終了品
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