レビュー:UE4000(Ultimate Ears) | (´・ω・`)

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2018年年末をもってアメブロでの投稿を止めました。またどこかで・・・。

※ 上の画像、左側がUE400のパッケージ

【使用環境】
NW-A16に直挿し。特に生活音の聴こえない環境で使用。

【デザイン】
 鋭角的なデザインで、スタイリッシュです。白と黒の対比が美しい色使いですが、それだけに安っぽい青のコードが気になります。チラッと見える
ハウジングとヘッドバンドの接続部についても同様。
 使用者目線で見ると、あまり携帯性やフィット感を重視したデザインでなく、ハウジングとヘッドバンドの接続部がか弱そうな点が気になります。

【音質】
 
周波数特性的なバランスは、中低音寄り。高音は、中低音より主張が弱いだけで、伸びも良く良質。低音は、制動の効いた響き方で、他の帯域を邪魔しません。音数は多くなく、主要な音を丁寧に、綺麗に鳴らしている印象を受けます。
 解像度は、やや高め。特に低音の解像度がサイズの割に良いです。
 音の定位や分離具合は、共に良好です。音場の広さは、やや広め。UE製は大体そうですが、空間表現が非常に良いと思います。

【フィット感】
 凄く良いです。イヤーパッドの質感が非常に良く、ヘッドバンドのクッション性も見た目以上に良く、予想以上の装着感となっています。

【タッチノイズ】
 
一般的なヘッドホンより少ないです。

【外音遮断性】
 高いです。それもこれも、イヤーパッドのおかげです。

【音漏れ防止】
無評価。

【携帯性】
 やや小型で、リケーブル対応機種なので、悪くは有りません。ただ、そうは言っても、折り畳み機構の無い一般的なオンイヤー型ヘッドホンと大差ないと思います。

【総評】
 一言で表現するなら、綺麗。満足感が
非常に高いです。現在、在庫を探せば今でも7千円以下で購入できますが、コストパフォーマンスが非常に高いです。コストパフォーマンスを度外視しても、デザイン性やフィット感、そして音質に1万円を出しても良いと思います。まぁ、元々1万円付近の価格帯のモデルなだけはあります。
 イヤーパッドは非常に質感が良く、このタイプのクッション性というか肌触りというかを私は初めて体験しました。フィット感や遮音性的に、このイヤーパッドだけでも買う価値があります。
 また、音質も良いです。低音域が目立ちますが、中音域も十分に出ていて、高音域も他の帯域に比べると主張が弱くも綺麗になっています。音数が多くない点はメリットともデメリットとも取れます。個人的には、リスニング向けとして聴き疲れし難いことから、音数が多くない方が好みです。
 UEは、聴かせ方が
非常に上手いブランドだと思います。それだけに次々と生産終了となっている点が残念で仕方ないと思わせるヘッドホンです。

【備考】
比較に用いたイヤホン・ヘッドホン…W20、HA-MA10-B
・初回レビュー執筆時点では、20時間ほどホワイトノイズでエージングした程度の状況。

生産終了品。
・オンイヤー型ヘッドホンで、ステレオミニ-ステレオミニケーブルでのリケーブルに対応。