レビュー:KC06A(OSTRY) | (´・ω・`)

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2018年年末をもってアメブロでの投稿を止めました。またどこかで・・・。

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【使用環境】
NW-A16に直挿し。
自宅(室内)で試聴。

【デザイン】
 個人的には、可もなく不可もなく。ただ、見た目とか取り回しとかを
、もう少し改良できるとは思います。少し残念です。

【音質】 ※fine fitイヤーピース(audio-technica)を使用。
 特殊です。中域もしっかり出ているドンシャリというか、3つ山バランスというか。どの帯域も前面に出てくる感じです。パッと聴きではフラットですが、周波数特性の癖が少ないMDR-EX800ST(SONY)やHP-CN40A(Maxell)と比較すると、何処か違和感を覚えます。特に中域以下の波が分かりやすいと思います。
 解像度は、並~やや高い。「やや高い~高い」ランクに思えなくもありませんが、強調された部分が聴き取りやすいだけのように感じました。音量が大きい方が聴こえが良いことは事実ですが、解像度とは別の話だと思います。
 音の分離具合と定位は、良好です。音場は、並みくらいでしょうか。特に広くも狭くもなく。
 音量は、大きめ。EX800STやCN40Aの1.5倍くらい大きいように感じます。

【フィット感】
 フィット感は良い方ではないと思います。ハウジングが若干重めなので、もっとシンプルな形にするとか耳に接しやすい形にするとか、耳に着けたときに安定するようなデザインにしてほしかったです。

【タッチノイズ】
 SHURE掛けをすれば気になりません。コードを下に垂らす形で着けることもでき、その装着方法でもやや少なめです。

【外音遮断性】
 気が向いたら追記します。 

【携帯性】
 コードが若干硬めで、コードスライダーが付いていないので、携帯性は平均よりやや悪め。付属のイヤーフックを装着しているなら、更に悪いです。
 ポーチが付属しています。ただ、
結局使われないものなので、他メーカー品でもポーチは評価していません。

【総評】

 色々と惜しい面があるものの、基本的なポテンシャルは高いです。各要素が平均点以上で、飽くまで総合的な出来は1万円付近な感じ。音質が特殊なので、何とも言い難い所ですが、特に派手な音が好きな人に向いていると思います。あと、「各帯域がしっかり出る」「様々な装着方法ができる」など幅広い特徴を持っているので、"とりあえず何か持っておきたい"という感じの人にもお勧めです。
 このイヤホンは、イヤーピースを変えることで音質を変化させることができるものです。付属しているイヤーピースは3種類です。つまり、1つのイヤホンを買うだけで3種類の音質を楽しめる魅力もあります。この点を考慮すれば、コスパは良い方だと思います。(私は、純正のイヤーピースが「イヤホンに装着しにくい」「肉厚でない」という理由から、fine fitイヤーピースしか試していません。SHURE掛けするのに、純正の厚さは微妙だと思います。)
 気になる点が、いくつか。フィット感がイマイチであること、コードが硬めであること、ストレート型プラグであること、そしてそのプラグ付近の作りが甘いように見えること。5000円以上クラスなら、もう少し改良してほしかったですね。