開封してからエイジングせずに使用してみた感想です。1つ1500円程度で売られていたので、生産終了品ということで2つほど購入しました。
【使用環境】
A918に直挿し。
【デザイン】
ハウジングが太い位で、他は「MDR-EX85」や「ATH-CKR5」などで見られるようなデザインです。ただ、プラスチック感が強く、安っぽさを感じます。悪くは無いけど、良くもない感じです。
ステムは、Panasonicのものと同様、楕円型です。試していませんが、SONYやオーテクのサイズのシリコン製イヤーピースであれば問題なく使えると思います。
【音質】
私はフラットな音質と評価されているものを常用した経験が無く、「ATH-IM50」「MDR-EX300」「MDR-XB90EX」といった低音重視のイヤホンを使う機会が多いです。そのため、このように表現していいのか分かりませんが、一般的な評判の通り、フラットな音質だと思います。重低音は聴こえないものの、低音から高音までフラットに鳴らしているように感じます。ただ、まだエイジングしていないので、高音が刺さります。
解像度は、良くありません。ただ、一般的な3000円以下のイヤホンもこの程度なので、価格を考えると普通ですね。開放的な音なので、聴き疲れし難いと思います。
【フィット感】
デザイン通り、良くもなく悪くもなく。別に直径13㎜のドライバーは珍しくなく、大体の人は問題なく装着できると思います。
【タッチノイズ】
本体、コード共に軽いので、割と響きます。
【外音遮断性】
悪いです。着ければ少しは遮音していることが分かりますが、他のイヤホンと比較すると遮音性の違いが分かります。
【音漏れ防止】
無評価
【携帯性】
持ち運び用のグッズが付属していません。本体が若干大きめですが、許容範囲内だと思います。
【総評】
かつての人気商品なだけあって、良い出来だと思います。2000円以下なら、今の所、これを最もお勧めします。基本的なスペックは高いので、屋内での様々な用途に向くと思います。
ただ、このイヤホンは生産終了品なので、入手することは簡単ではありません。また、5000円以下なら良品と呼べるものですが、物の作りは価格相応なので、必要以上の期待はしない方が良いです。