物事には多面性があります、貸倒れのない銀行は良い銀行ですか! | 豊島区池袋の事例中心の経営勉強会、真・東京企業戦略塾

物事には多面性があります、貸倒れのない銀行は良い銀行ですか!

物事の見方は色々です。


勉強をすることによって、理解が深まります。


ある銀行の例で考えます。


1.当銀行は業績も良く、貸倒れがほとんどありません


この銀行は、貸倒れがないことを自慢しています。


貸倒れがないので、業績も安定しています。


貸倒れがないというのは、どのようなことでしょうか。


銀行は貸出をするときには、貸出先の審査をします。


審査を厳しくして、優良な企業を相手に貸出をすれば

貸倒れを減らせます。


それでは、今のような厳しい時代は中小企業に貸出は

できないことになります。


なぜなら、ほとんどの中小企業は赤字ないし低収益

だからです。


そう考えると、そんな面倒見の悪い銀行はダメだという

こともできます。


2.銀行は預金者のお金を貸すのだから慎重な経営を

するのは、当たり前だ。


銀行が貸出すお金は預金者から預かったものです。


だから、貸出をするときには審査をし、担保、保証人を

お願いします。


そう考えると、貸倒れはあってはならない、できるだけ

ないようにするのは当然だともいえます。


貸倒れのない銀行は、良い銀行なのです。



このように、物事の見方はその人の立場、状況でも

違うのです。


やはり、中小企業は勉強あるのみ。


皆様の健闘をお祈りいたします。