書評を中心に、日々の出来事や好きなことを書いていきます。
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)/筑摩書房¥1,728Amazon.co.jpおはこんばんは!今回はロングセラーの「金持ち父さん貧乏父さん」の紹介です。
ヘイト・スピーチに抗する人びと/新日本出版社¥1,728Amazon.co.jpおはこんばんは!今回は卒業論文に使用した本の中から重宝したもののを1つ紹介したいと思います。Ⅰ、対象者―ヘイトスピーチの現状・起源・助長したものの存在を知りたい人―ヘイトスピーチに対する対抗団体である「しばき隊」の活動を勉強したい人ーヘイトスピーチ規制法の必要性・合憲性を学びたい人Ⅱ、要点a.「カウンター活動はヘイトスピーチの害悪を世論に訴え、それは啓蒙され被害減少に貢献した」 ーカウンター運動は、数人で始めたものが最終的には数千人規模になったそうです。その結果、世論を動かすことができ「人種差別撤廃施策推進法案」などの規制法案の作成まで行いましたので、少数で始めたものが人を動かし、社会を動かしたと言えます。 -間違っていると感じる言動・道理が存在する時、それに対抗する組織を作り、声をあげ、周囲を巻き込む形で反対活動を行うことが効果的です。その結果、その言動・道理の啓蒙へとつながるのではないでしょうか。例えば人事評価に不満がある場合は、声をあげ周囲を巻き込むことが変化への第1歩と言えるのではないでしょうか。b.「誤った知識による嫌韓・反韓思想がヘイトスピーチの根源」 -在特会は「在日特権」の廃止を訴えかけていますが、それは入管特例法のことです。しかし、これは全くもって特権などではなく、敗戦後に朝鮮併合により日本に同化させた人々に対して、日本に住み続けてもいいという永住権を与えただけです。外国人が日本で使用するための名前(通名)を設定することで、犯罪歴や金融機関の経歴を消せると主張したコメンテーターがいましたが、それは全くの誤解でそもそも通名は本名と共に登録されますのでそのようなことはありえないです。いずれにせよ、誤った知識がヘイトスピーチを生み出したのは正しいように思えます。 -人の主張の前提に当たる部分が誤っている場合、人はなかなか気づくことができないようです。しかも厄介なのは、その人はその前提に積み上げられた理論に自信を持っているため、それは人を賛同させ動かすことができることです。 -嫌韓・反韓思想はインターネットと書物が広めたといわれています。やはり、他人の意見は鵜呑みにせずに、あくまでも1つの意見としてとらえる必要がありそうです。また、相手の意見が真実かどうか疑うことは、相手の事および話をよく知ろうという良い行為に思えます。c.「ヘイトスピーチ規制法が成立したとしても、問題の潜在化が懸念される」 ―ドイツでは民衆扇動罪によりヘイトスピーチを刑事規制していますが、ネオナチ運動はまだ起こっており警察官複数名が射殺される事件があったと思います。 -何かを規制したとしても、それはあくまでも言動の規制であり思想の規制は不可能である。その結果として、規制され膨大化した思想が爆発し巨大な力になるかもしれないです。 -そのような潜在化を防ぐには、教育・啓蒙活動を重点的に行うべきでしょうⅢ、総括 このような、ビジネス本以外の本は以前紹介しました読書術の本↓に従って書いていくくつもりなのですが、本書は卒業論文で使用した本ということで難しかったです。2016年1月2日記事:外資系コンサルが教える 読書を仕事に生かす技術 いずれにせよ、いつ日常に生かせるかわからない教養本は内容を抽象化・一般化することが重要だと思っていますし、それをしなければ読書の価値は下がると感じますので、皆さんも読書メモ等を取るときは意識してみてください。 また今回から「本の中の重要点」、「その点について感じたこと」、「それの一般化・抽象化」という3点を書いていこうと思います。
マンガでやさしくわかる 成功するNLP就活術/日本能率協会マネジメントセンター¥1,512Amazon.co.jpおはこんばんは!今日は、私が就活の時に唯一購入した就活本かつ志望動機や面接対策に重宝していた本の紹介です。Ⅰ、対象者―就職活動中で自己分析本とかが嫌いな人―NLPの入門本を探している人―成功する人の思考方法を学びたい方Ⅱ、要点a.「NLPとは神経(neuro)言語(linguistic)プログラミング(programming)のことで、脳の取扱説明書と例えられる」b.「体験がプログラムを作り一般化され、プログラムが体験を支配する」 -まさにPTSDとかこれですね。私は、小学生のときバレンタインデーにチョコを貰って、家に帰ってルンルン気分で食べたら驚くほどまずくて、それ以来チョコを食べられないというトラウマがあります。これは、そのチョコが「チョコ=まずい」というプログラムを私の中で作り、それが一般化されて「すべてのチョコ=まずい」というようにプログラムが体験を支配し始めるているということですね。高所恐怖症とか犬嫌いの人も大抵そうですよね。小さいころチワワに咬まれて以来、すべての犬を怖いと思うようになったのと同じです。 -また、そのプログラムを作るのは「インパクト(強烈な体験)」と「繰り返し(回数)」らしいです。チョコとか犬恐怖症はインパクトで、算数のテストで0点ばっかり取って「算数のテスト=苦手」が「算数=苦手」となるのが繰り返しによるプログラム作成というところでしょうか。c.「アイデンティティを変えて、ニューロ・ロジカル・レベルを基に行動まで変える」 ―上のがニューロ・ロジカル・レベルです。作りました(笑)本書曰く、ピラミッドで上位に値する部分程自分に強い意識を与えるそうです。例えば、「あなたの環境がダメ」よりも「あなたはダメ」の方がグサッてきますよね。 ーしかも、それぞれのレベルは密接に関係しているので、環境が変われば行動が変わります。例えば、家に「倒れるだけで腹筋ワンダーコア」があれば腹筋しますよね。そして、腹筋ができる能力が身につき、私は腹筋ができるという考えになり、私は腹筋ができる人というアイデンティティが生まれる。 ーまた、上位レベルから下位レベルに行くこともできます。同時に最上位のアイデンティティは「真実」ではなくて「思い込み」であるため変えられるそうです。d.「人間は『出来事そのもの』ではなく『出来事にかぶせたイメージに反応』している」 -チョコ嫌いは、私が作り出した「チョコ=まずい」というフィルターのせいでまずく感じているということですね。しかも、そのフィルターは無色透明のため無意識に自己同一化されているとのこと。それを変えるにはフィルターの「X=Y」のYをかえればいいと(リフレーミング)。それに関しては、本にもやり方が書いていますが、こっちの方が詳しく書いている気がします。考え方を「リフレーミング」して、前向きな思考を身に着けようe.「コミュニケーション能力とは信頼関係を作る能力で、意識よりも無意識に訴えかけると効果的」 -また作りました(笑)初対面の人同士が会話をするとき印象を決めるのは内容以外が93%もあるようです。そのため、人が意識的に判断する内容ではなくて無意識に判断する話し方・ボディランゲージに力を入れるべきということでしょうか。無意識に訴えかけるということは、最初に書いたプログラムを作成することですから、就活で例えるなら一貫した内容を言い続ける(繰り返し)っていうことですね。起業エピソードを面接で話す人も大きなインパクトですから、科学的に面接官にコミュニケーション能力があると思わせていたってことになるのかな…f.「一貫性を相手に与えるには、ニューロ・ロジカル・レベルを活用」 -私は○○になりたいです。それは○○という考えからで私にはそれを達成できる能力があります。それは○○という行動をしてきたからで、そのためにこんな環境を作りました。という感じですね。これを行うことで相手に一貫性を与えることができ、相手の無意識の領域にこいつは信頼できるとおもわせることができるということです。Ⅲ、総括 1年ぶりにこの本を読みなおしましたけど、私的には結構役立つと思います。でも、Amazonの評価はひどいです(笑)原則として本書は就活本なので、例えが就活に関係することだったり、上記のこと以外にも就活に役立つことが書いています。就活生はぜひ一度見てみてください。ショップジャパン(SHOP JAPAN) ワンダーコア WDC-WS01【正規品】/ショップジャパン¥14,904Amazon.co.jp
イラスト図解 いつやるか? 今でしょ!/宝島社¥648Amazon.co.jpおはこんばんは!今日は今やテレビで引っ張りだこの林修先生が書いた「いつやるか?今でしょ!」のイラスト図解バージョンの紹介です。あまり自己啓発って読まないのですが販売価格600円(税抜き)ということで即買いしてしみました(笑)Ⅰ、対象者―自己啓発本が好きな人ー林修先生が好きな人、またその考え方が好きな人ー仕事ができる人の癖を知りたい人Ⅱ、要点―「歩きながら考える習慣をつける」 ―音楽をイヤホンで聞いたり、携帯をいじりながら歩くことは多々あると思いますが、何もせずに歩くことって普段ありますか?私はよく、家から最寄り駅までの道やちょっと外で時間があるときは何もせずに歩くことがよくあります。そんなときって、基本何かを考えるんですよ。しかも、そういう時に限って考えがさえわたって、最近だと長時間悩みこんでいた卒業論文の構成を思いつくなどいい結果を残せるんですよね。何かに行き詰まっているとき、ぜひ何もせず歩き回ってみてください。ー「完璧は不可能なもの」「逆算的に物事を考える」 ー「時間がないからできない」という人がいますが時間は有限ですので、何か物事を成し遂げるには期限を決めてそこから計画を逆算的に作成する事が必要です。林先生も、できる人は「逆算の哲学」を持っていると述べています。その際、もちろん成功をイメージしてゴールを決めると思いますが、完璧にゴールをすることは不可能です。例えば、私が書いていた卒業論文だと私的に完璧な作品ができたとしても、教授から見たら完璧とは言えないと思います。(おそらく、教授による推敲で多くのダメ出しが…)また、教授が完璧と言っても学部の責任者は詰めが甘いというかもしれません。そのような中で人ができることは「与えられた時間の中でベストを尽くす」ことだと思います。完璧を求めて作業しながらも絶対に不完璧であることを念頭に置く必要がありそうですね。ー「自分の言動の評価は他人に任す」 -これって、当たり前ですけど意外に勘違いしてる人が多いと思います。以前、あるタレントが葬式に大きいリボンをつけていって問題になったことが有りますが、自分が正しいと思っていても世間一般的に間違っていたら間違いです。どれだけ正しいと思っている主張をしたとしても、周りが間違いといえば間違いです。以前「想像の共同体」という本で1つの共同体は他の共同体が存在してこそ、己が一つの共同体だと知ると書いていました。例えば、地球に日本しかなかったら、日本人は自分を日本人だと思わないし、まず日本という名前も付けないかもしれません。すなわち、外国人に「あなた日本人だよ」って言われて初めて自分が日本人だと知るってことですね。話を戻すと、人は他人がいて初めてアイデンティティを自覚するので、他人から見た自分が自分だよってことです。それを踏まえると、自分がいくら客観的に考えたとしても、他人の評価こそ全てっていうことですね。Ⅲ、総括 本書は色々と体験されているからか、書いていること全てに納得できましたし、内容も面白かったです。林先生は武井壮曰く「ふなっしーと武井壮と林先生は同時期に出てきた」らしいですが、おそらく一番長く太く残っていますよねー。スタッフやタレントの方にも大変好かれているようです。 あ、一応「想像の共同体」のリンク張っときます。 内容は難しいですが、ほとんどの大学で教材として使われているほど面白くて勉強になること書いてますよ!定本 想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (社会科学の冒険 2-4)/書籍工房早山¥2,160Amazon.co.jp
外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術 (中経出版)/KADOKAWA / 中経出版¥価格不明Amazon.co.jpおはこんばんは!今日はこのブログを書くきっかけになった本の紹介です。Ⅰ、対象者ー読書をしてもあまり知識が身に付いていないと感じる人。ー読書を仕事に生かしたいけど、どんな本を読むべきかわからない人。ー教養を身につけられる読書術を知りたい人。Ⅱ、要点ー「ビジネス書は名著が少ないため狭く深く、教養本は広く浅く読む」 ービジネス書はたくさん読むべきかという問題がありますが、本屋の専門コーナーにおいてある新刊ビジネス書をパラパラと読んでみると大体同じようなことを書いてたりしませんか?それは、名著の用例を部分的に変化させたようなものがほとんどだからだと感じます。すなわち、名著や古典を読むと新刊ビジネス書はあまり読まなくてもよいのではないでしょうか?しかし、その分名著・古典を読む際は深く何回も読み、身につけることが必要だと思います!著者がV字読みと言っていた読み方ですね。 ー教養本はいつ仕事に生かせるかわからずまた範囲が広いため、広く浅く読むべきです。またその際も、後で簡単に見返すことができるようにするためまとめておくことが必要です。これが、私がこのブログを始めた理由でもあります(笑)やっぱり、読みっぱなしではいずれ忘れてしまいますので忘れないように工夫を凝らしたいですね。 -著者曰く「コンサルティングファームのエースや経営者などは教養本などをよく読み、ビジネス書ばかり読んでいる人は総じて成果はあまり出せていない」とのこと。やっぱり、仕事には人間としての個性が重要ということでしょうか。仕事の話しかしない人と話しても面白くないですし…ー「書物は3回読み、線引き、重要どころ抜粋、転記をする」 -私は、昔からの癖で本を読むときにペンを引きながら読みます。というより、ペンを持たないと集中力が続かないので読み切れないです。そして、やはり重要なのは転記ですね。今まで、このようなことはめんどくさいと思っていましたので全くやらなかったのですが、やはり自分の言葉でまとめ、意見を書きながら転記していくと記憶のとどまりが大幅に異なります。多読をしても身につかなければ無意味ですしね。いずれにしろ集中力が続かない人はやってみてください。その差がすぐわかるはずです。ー「ビジネス書マンダラ」 -最初の方に織り込みの紙で記載されているこれが本書の目玉です。これはすごいです。コンサルタントである著者が知人のコンサルタントと協働して作ったジャンルごとかつ重要さ順に計71冊の本を紹介してくれています。(巻末には各本の詳細な説明付きで!)これだけでもこの本は読む価値があると思います!Ⅲ、総括 本書がこのブログを始めることになったきっかけです。本書では教養本のみすぐに検索できるイケスに知識を格納しとくべきだと書いていますが、私はまだ社会人じゃないのですべての本をイケスにいれます。Amazonでも評価が高い本なので、是非一読してみてください。私はマンダラの本をすぐ購入しました(笑)
おはこんばんは!今日からブログを書いていくわけですが、いくつか注意事項有ります。ーあくまでも感想!書評が中心になりますがあくまでも私の感想です。まあ、そんな大した事書かないと思いますけど「そんな風に読んだか~」くらいにこのブログは見てください。ーリンクフリーです!転載とかはばんばんしていただいて構いません。ただそれが原因での物事に責任は取りませんので自己責任でお願いします。―著作権に関して!著作権に関してはここを基に考えています。著作権法に違反しないで他人の著作物を使用する方法基本のキあくまでも、「自分の記述が主、書物が従」という鉄則を基にブログを更新していきます。